このコマンドにより、現在マウントされているリモートファイルシステムが削除されます。umount コマンドは、テストのために -V オプションをサポートしています。また、-a オプションを使うことによって 1 度に複数のファイルシステムをアンマウントできます。-a オプションに mount_points を指定すると、そのファイルシステムがアンマウントされます。マウントポイントを指定しないと、/etc/mnttab のリストにあるファイルシステムのうち "required" でないものすべてのアンマウントが試みられます。"required" のファイルシステムとは、/、/usr、/var、/proc、/dev/fd、/tmp などです。
ファイルシステムがすでにマウントされていて、/etc/mnttab に項目が指定されている場合、ファイルシステムのタイプのフラグを指定する必要はありません。
ファイルシステムが使用中だと、このコマンドは実行できません。たとえば、あるユーザが cd コマンドによってファイルシステムにアクセスしていると、作業ディレクトリが他に変更されるまでそのファイルシステムは使用中となります。umount コマンドは、NFS サーバに接続できないと一時的にハングすることがあります。
以下の例では、/usr/man にマウントしたファイルシステムのマウントが解除されます。
# umount /usr/man |
以下の例では、umount -a -V の実行結果が表示されます。
# umount -a -V umount /home/kathys umount /opt umount /home umount /net
このコマンドでは、ファイルシステムのアンマウント自体は実行されないことに注意してください。