この例では、/net ディレクトリの表示機能を無効にします。同様の手順は、/home などの autofs マウントポイントにも適用できます。
/etc/nsswitch.conf の automount エントリを調べます。
ローカルファイルエントリを優先させるためには、ネームサービスの切り替えファイルでネームサービスより前に files を指定します。たとえば次のようにします。
automount: files nisplus |
これは、Solaris をインストールしたときのデフォルト設定です。
/etc/auto_master の中で +auto_home エントリの位置を確認します。
ローカルファイルへの追加を名前空間のエントリよりも優先させるために、+auto_master エントリを /net よりも下の位置に移動します。
# Master map for automounter # /net -hosts -nosuid /home auto_home /xfn -xfn +auto_master |
-nobrowse オプションを /etc/auto_master ファイルの /net エントリに追加します。
/net -hosts -nosuid,nobrowse |
すべてのクライアントで、automount コマンドを実行します。
変更は、このクライアントで automount コマンドを実行するかクライアントをリブートすると反映されます。
# /usr/sbin/automount |