ポートモニタを開発するには、いくつかの一般的な条件が満たされていなければなりません。この節では、そのような条件を簡単に説明します。ポートモニタだけでなく、管理コマンドも同時に作成する必要があります。
ポートモニタが起動されるときは、次のような初期実行環境が整っていなければなりません。
オープンしているファイル記述子を持たない。
プロセスグループリーダにはならない。
/etc/utmp に、タイプが LOGIN_PROCESS のエントリを持つ。
環境変数 ISTATE
が "enabled" か "disabled" のどちらかに設定されており、ポートモニタの正しい初期状態を示す。
ポートモニタの管理ファイルの入ったディレクトリがカレントディレクトリになっている。
ポートモニタは、/var/saf/tag ディレクトリにプライベートファイルを作成できる。(ここで、tag はポートモニタのタグ)