ONC+ 開発ガイド

レコードマーク標準

RPC メッセージが TCP のようなバイトストリーム型のトランスポートに渡されるとき、ユーザプロトコルエラーを検出し、できれば回復するために各メッセージの区切りを知る必要があります。これをレコードマーク (RM) といいます。1 つの RPC メッセージは 1 つの RM レコードに収められます。

レコードはいくつかのレコードフラグメントで構成されます。レコードフラグメントには、4 バイトのヘッダに続いて 00〜 (2**31) - 1 バイトのフラグメントデータが入っています。データには符号なしバイナリ数値が符号化され、バイト順序は XDR 整数と同様にネットワークのバイト順序に従います。

ヘッダには次の 2 つの値が符号化されています。