Solaris 2.x への移行

ネットワーク

Solaris 2.6 には、次のネットワーク機能があります。

これらのサービスについての詳細は、NIS+ への移行NFS の管理を参照してください。

NIS と NIS+

Solaris 2.6 は、ネットワーク情報サービス (NIS)、SunOS 4.x のネームサービス、ネットワーク情報サービスプラス (NIS+)、異機種分散システムの企業ネームサービスをサポートしています。Solaris 2.6 で使用できる NIS サポートについての詳細は、「NIS+ 」 を参照してください。

NIS+ は、名前空間オブジェクトの詳細なモデル、改善されたセキュリティ、NIS より高速な更新処理などを提供します。

NIS+ のプログラマインタフェースについては、『SunOS Reference Manual 』のセクション 3N「Library Routines」を参照してください。

nsswitch.conf ファイル

nsswitch.conf ファイルは、ネームサービス管理を簡略化するために設計されました。アプリケーションは、nsswitch.conf ファイルを使用してネームサービスを選択できます。これにより、ネームサービス情報をネットワークサービス内で直接定義する必要がなくなりました。nsswitch.conf ファイルの書式についての詳細は、nsswitch.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

Network Interface Tap

SunOS 4.x で提供されていた Network Interface Tap (NIT) は Solaris 2.6 では必要なくなりました。Solaris 2.6 では、イーサネットドライバが真の STREAMS ドライバに変更されたので、ドライバを直接オープンして通信できます。

pfmod(7M)bufmod(7M)dlpi(7P) のマニュアルページを参照してください。

Solaris 2.6 のイーサネットドライバとその他のデータリンクドライバは、コネクションレスの Data Link Provider Interface (DLPI) バージョン 2 をサポートしています。

ソケット

ソケットは Solaris 2.6 でサポートされています。SunOS 4.x と違って、ソケットはカーネルの中にはまったく実装されなくなり、ライブラリ libsocket として STREAMS 上に実装されています。