Solaris 2.x への移行

コマンドリファレンス (S, T)

表 A-10

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

sa(8)

acct(1M) が同様の機能を提供。

sact(1)

バージョン間では、読み取り不能な s.file を処理する方法は異なる。SunOS 4.x コマンドは、読み取り不能な s.file が出現すると、エラーを出力して続行する。SunOS 5.6 コマンドは表示せずエラーを無視する。

savecore(8)

 

sccs(1)

 

sccs-admin(1)

 

sccs-cdc(1)

 

sccs-comb(1)

 

sccs-delta(1)

 

sccs-get(1)

 

sccs-help(1)

 

sccs-prs(1)

 

sccs-prt(1)

 

sccs-rmdel(1)

 

sccs-sact(1)

 

sccs-sccsdiff(1)

 

sccs-unget(1)

 

sccs-val(1)

 

sccsdiff(1)

 

screenblank(1)

OpenWindows xset -s -600 コマンドが同じ機能を提供。

screendump(1)

 

screenload(1)

 

script(1)

 

scrolldefaults(1)

このコマンドの機能は、現在 OpenWindows のプロパティウィンドウによって処理される。

sdiff(1V) -SysV

 

sed(1V) -SysV

 

sed(1V)

SunOS 4.x の /usr/5bin/sed および SunOS 5.6 の sed は、テキスト行から最初にある SPACE および TAB 文字を削除しない。

selection_svc(1)

sendmail(8)

 

set4(8)

 

set_alarm(1)

 

setkeys(1)

 

setsid(8V)

 

setup_client(8)

 

setup_exec(8)

 

sh(1)

SunOS 4.x では、組み込みコマンド echo および test の動作は、環境変数 PATH における usr/bin/usr/5bin との相対的な位置に依存する。現在では /usr/ueb/usr/bin の相対的な並び換えによって動作が決まる。

shelltool(1)

このコマンドは OpenWindows のシェルツールで利用できる。

shift_lines(1)

OpenWindows コマンドは OpenWindows のテキストエディタで利用できる。 

showfh(8C)

 

showmount(8)

 

shutacct(8)

 

shutdown(8)

SunOS 4.x の shutdown(8) コマンドは SunOS 5.6 の shutdown(1M) コマンドとはかなり異なる。デフォルトでは、SunOS 5.6 の shutdown(1M) は、シャットダウン処理を起動する前に確認を要求するが、SunOS 4.x の shutdown(8) は確認を求めない。さらに、SunOS 5.6 の コマンドには、-f-h-k-n-r の SunOS 4.x オプションが存在しない。

size(1)

SunOS 4.x コマンドはサイズを 16 進数および 10 進数で出力し、ファイル名はオプション (デフォルトは a.out)。SunOS 5.6 コマンドは、-o または -x オプションを指定しないと、10 進数だけでサイズを出力する。ファイル名は必要。

skyversion(8)

 

sleep(1)

 

soelim(1)

 

sort(1V) -SysV

 

sort(1V)

 

sortbib(1)

 

sparc(1)

 

spell(1)

SunOS 4.x での -h spellhist オプションは、SunOS 5.6 コマンドで利用できない。

このオプションは、スペルを間違ったワードにユーザ/日付スタンプをつけて spellhist に入れる。

spellin(1)

 

spline(1G)

 

split(1)

 

spray(8C)

SunOS 4.x の -i delay オプションは SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。このオプションは、RPC ではなく ICMP エコーパケットを使用するように指定する。

startup(8)

 

strings(1)

 

strip(1)

 

stty(1V) -SysV

 

stty(1V)

SunOS 5.6 の stty コマンドによってサポートされない SunOS 4.x オプションは、 decctlqtandemcbreakctlechoprterasecrtkillcolstab3crtdecterm

stty_from_defaults(1)

 

su(1V) -SysV

 

su(1V)

SunOS 4.x の -f オプションは SunOS 4.x の /usr/5bin/suu または SunOS 5.6 の su コマンドによってサポートされない。このオプションは C シェル の高速 su に使用される。

sum(1V) -SysV

 

sum(1V)

 

sun(1)

 

sundiag(8)

 

 

suninstall(8)

SunOS 5.6 をインストールするコマンドはいまでも suninstall だが、インストール手順は完全に変更されている。『Solaris 2.6 インストールの手引き (SPARC 版)』を参照。

sunview(1)

SunView は、SunOS 5.6 システムでは OpenWindows に置き換わる。

sv_acquire(1)

 

sv_release(1)

 

swapon(8)

swap(1M) コマンドが同様の機能を提供。一般に、SunOS 5.6 の swap コマンドのオプションが SunOS 4.x システムの swapon などの個々のスワップ関連コマンドの機能を果たす。

swin(1)

 

switcher(1)

 

symorder(1)

 

sync(1)

 

sys-unconfig(8)

 

syslogd(8)

 

t300(1G)

 

t300s(1G)

 

t4013(1G)

 

t450(1G)

 

tabs(1V) -SysV

 

tail(1)

 

talk(1)

 

tar(1)

 

tbl(1)

 

tcopy(1)

 

tcov(1)

別パッケージの製品として利用できる。

tee(1)

 

tek(1G)

 

tektool(1)

 

telnet(1C)

 

test(1V) -SysV

 

test(1V)

 

textedit(1)

このコマンドは OpenWindows のテキストエディタで利用できる。

textedit_filters(1)

OpenWindows コマンドの 1 つが OpenWindows のテキストエディタで利用できる。 

tfsd(8)

 

tftp(1C)

 

tic(8V)

 

time(1V) -SysV

 

time(1V)

SunOS 4.x では、SunOS 4.x の /usr/5bin/time および SunOS 5.6 とは異なる出力を表示する。SunOS 4.x の time は、経過時間、システムでの所用時間、コマンド実行所用時間を別々の 3 行ではなく、すべてを 1 行に出力する。

tip(1C)

 

toolplaces(1)

 

touch(1V) -SysV

 

touch(1V)

SunOS 4.x の -f オプションは利用できない。このオプションは、filename の読み書きパーミッションにかかわらず touch を強制しようとする。

tput(1V) -SysV

 

tr(1V) -SysV

 

tr(1V)

 

trace(1)

truss(1) コマンドが同様の機能を提供。

traffic(1C)

 

troff(1)

 

trpt(8C)

 

true(1)

 

tset(1)

 

tsort(1)

 

tty(1)

 

ttysoftcar(8)

 

tunefs(8)

 

turnacct(8)

 

tvconfig(8)

 

tzsetup(8)