Solaris のインストール (上級編)

NIS+ を使って言語やロケールを事前設定する方法

この手順は、NIS+ ドメインが設定されていると仮定しています。NIS+ ドメインの設定方法は、Solaris ネーミングの管理で説明しています。

  1. ネームサーバーに、スーパーユーザーまたは NIS+ admin グループのユーザーとしてログインします。

  2. 次の nistbladm コマンドを使って、locale テーブルを作成します。

       # nistbladm -D access=og=rmcd,nw=r -c locale_tbl name=SI,nogw= locale=,
       nogw= comment=,nogw=locale.org_dir.'nisdefaults -d'
    
  3. 次の nistbladm コマンドを入力して locale テーブルにエントリを追加します。

       # nistbladm -a name=domain_name locale=locale comment=comment
       locale.org_dir.'nisdefaults -d'
    

    domain_name

    ドメイン名または特定のシステム名。これはデフォルト言語またはロケールを事前設定する対象となる 

    locale

    システムにインストールし、システムのリブート後にデスクトップ表示で使用する言語またはロケール。使用できる言語のリストとロケール値については、付録 E 「言語とロケールの値」 を参照

    comment

    コメントフィールド。複数の単語を使ったコメントは、前後を二重引用符で囲むこと 


    注 -

    すべての Solaris CD で、すべての言語やロケールが使用できるわけではありません。選択した言語やロケールが Solaris CD にある場合は、インストールで使用されます。


以上により、ドメインまたは locale テーブルで個別に指定したシステムは、デフォルト言語またはロケールを使用するように設定されました。ここで指定したデフォルトの言語やロケールは、インストール時に使用されるとともに、システムのリブート後のデスクトップでも使用されます。