Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

Admintool によるパッケージの追加と削除

ここでは、Admintool のグラフィカルユーザーインタフェースを使用してソフトウェアパッケージを追加したり削除する方法を説明します。

Admintool でパッケージを追加するには

  1. インストール済みのシステムにログインして、root になります。

    シェルプロンプトで次のように入力します。

    $ su
    

    UNIX sysadmin グループ (グループ 14) のメンバーでないかぎり、Admintool でソフトウェアパッケージをユーザーのシステムに追加したり削除したりする場合、root にならなければなりません。

  2. 追加するパッケージを含む CD を CD-ROM ドライブにロードします。

    ボリューム管理が自動的に CD をマウントします。

  3. Admintool を起動します。

    # admintool &
    

    「ユーザ (Users)」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ブラウズ (Browse)」メニューから「ソフトウェア (Software)」を選択します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。

  5. 「編集 (Edit)」メニューから「追加 (Add)」を選択します。

    「ソース媒体の設定 (Set Source Media)」ウィンドウが表示される場合があります。この場合、インストール媒体へのパスを指定して、「OK」をクリックします。デフォルトのパスは、マウントされた SPARC 版 Solaris CD です。

    「ソフトウェアの追加 (Add Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  6. ローカルのシステムにインストールしたいソフトウェアを選択します。

    このウィンドウの「ソフトウェア (Software)」部分で、インストールしたいソフトウェアを選択します。

    Admintool は、ロケールに依存する日本語パッケージを表示する場合、パッケージ名の末尾に次の ( <ロケール> ローカリゼーション) を追加して表示します。

    1. (ja ローカリゼーション) ja ロケール固有パッケージ

    2. (ja_JP.PCK ローカリゼーション) ja_JP.PCK ロケール固有パッケージ

    3. (ja, ja_JP.PCK ローカリゼーション) jaja_JP.PCK 共通パッケージ

    ja ロケール環境の場合は上記 a および c を、ja_JP.PCK ロケール環境の場合は b および c を、jaja_JP.PCK 両ロケール環境の場合は、a、b、c のすべてを選択してください。

  7. 「追加 (Add)」をクリックします。

    インストールされるパッケージごとに、コマンドツールウィンドウが表示され、インストール出力を表示します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウは、追加されたパッケージを表示します。

Admintool でパッケージを削除するには

  1. インストール済みのシステムにログインして、root になります。

    シェルプロンプトで次のように入力します。

    $ su
    

    UNIX sysadmin グループ (グループ 14) のメンバーでないかぎり、Admintool でソフトウェアパッケージをユーザのシステムに追加したり削除したりする場合、root にならなければなりません。

  2. Admintool を起動します。

    # admintool &
    

  3. 「ブラウズ (Browse)」メニューから「ソフトウェア (Software)」を選択します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  4. ローカルのシステムから削除したいソフトウェアを選択します。

  5. 「編集 (Edit)」メニューから「削除 (Delete)」を選択します。

    本当にそのソフトウェアを削除するかをたずねる確認メッセージが表示されます。

  6. 「削除 (Delete)」をクリックして、そのソフトウェアを削除することを確認します。

    削除するパッケージごとに、コマンドツールウィンドウが表示されて、そのソフトウェアを削除するかをユーザーにたずねます。yn、または q を入力してください。ソフトウェアの削除を選択した場合、削除プロセスからの出力が表示されます。

    「ソフトウェア (Software)」 ウィンドウは、削除されたパッケージを表示しなくなります。