netstat の i オプションは、このコマンドを実行したマシンで構成されているネットワークインタフェースの状態を示します。次に示すのは、netstat i により生成される表示の例です。
Name Mtu Net/Dest Address Ipkts Ierrs Opkts Oerrs Collis Queue le0 1500 b5-spd-2f-cm tatra 14093893 8492 10174659 1119 2314178 0 lo0 8232 loopback localhost 92997622 5442 12451748 0 775125 0
この表示から、各ネットワークについてマシンが送信し受信したとみなしているパケットの数が分かります。たとえば、サーバについて表示される入力パケットカウント (Ipkts) はクライアントがブートを試みるたびに増加しているのに、出力パケットカウント (Opkts) が変化しないことがあります。これは、サーバがクライアントからのブート要求パケットを見ているが、それを応答すべきものとして認識していないことを示しています。この原因としては、hosts データベースまたは ethers データベース内に誤ったアドレスがあることが考えられます。
逆に、入力パケットカウントが長時間にわたり変化しないとすれば、それは、マシンがまったくパケットを見ていないことを意味します。この原因としては、上記の場合と違って、ハードウェアの問題の可能性が高くなります。