TCP/IP とデータ通信

UUCP の数値エラーメッセージ

表 13-3 に、/usr/include/sysexits.h ファイルにより生成されるエラー状態メッセージの終了コード番号を示します。これらのすべてが現在 uucp で使用されているわけではありません。

表 13-3 番号による UUCP のエラーメッセージ

メッセージ番号 

内容 

説明 

64

Base value for error messages 

エラーメッセージはこの番号から始まる 

64

Command Line Usage Error 

コマンドの使い方に誤りがある。たとえば、引数の数が正しくない、誤ったフラグ、誤った構文など 

65

Data Format Error 

入力データになんらかの誤りがある。これはユーザデータだけに使用されるもので、システムファイルには使用されない 

66

Cannot Open Input 

入力ファイル (システムファイルでない) が存在しないか、または読み取れない。これには、メーラに対する "No message" のようなエラーも含まれる (この種のエラーが捕捉できるようになっている場合) 

67

Address Unknown 

指定されたユーザが存在しない。これは、メールアドレスやリモートログインに使用される 

68

Host Name Unknown 

ホストが存在しない。これは、メールアドレスやネットワーク要求に使用される 

69

Service Unavailable 

サービスが使用不能。これは、サポートプログラムまたはファイルが存在しない場合に起こることがある。このメッセージは、何かが正常に働かずその理由が分からない場合の包括的なメッセージでもある 

70

Internal Software Error 

内部ソフトウェアエラーが検出された。これは、可能な場合は、オペレーティングシステム関係以外のエラーに限定される 

71

System Error 

オペレーティングシステムエラーが検出された。これは、「フォーク不能」や「パイプ作成不能」などのような状態を示す。たとえば、これには、getuidpasswd ファイル内に存在しないユーザを戻した場合などが含まれる

72

Critical OS File Missing 

/etc/passwd/etc/utmp などのシステムファイルのどれかが、存在しないか、オープンできない。あるいは、構文エラーなどのようなエラーがある

73

Can't Create Output File 

ユーザが指定した出力ファイルが作成できない 

74

Input/Output Error 

あるファイルについて入出力を行なっているときにエラーが起こった 

75

Temporary Failure. User is invited to retry 

一時的な障害。実際のエラーではない何かを示す。たとえば sendmail では、これは、メーラが接続を確立できなかったため、後で要求を再試行する必要があることなどを意味する

76

Remote Error in Protocol 

プロトコルの交換中に、リモートシステムが「不能」を示す何かを戻した 

77

Permission Denied 

この操作を行うための適正なアクセス権がユーザにない。これはファイルシステムの問題を示すものではなく (その場合は NOINPUTCANTCREAT などが使用される)、より高いレベルのアクセス権が必要であることを意味する。たとえば、kre は、メールを送ることのできる学生を制限するために、このメッセージを使用する

78

Configuration Error 

構成にエラーがある 

79

Entry Not Found 

エントリが見つからない 

79

Maximum Listed Value 

エラーメッセージの最大番号