サーバーの優先順位番号は、変更することができ、また別のサーバーに優先順位番号の割り当てを移すこともできます
優先サーバーまたはサーバーに割り当てた優先順位番号を変更するには、nisprefadm に -m oldserver-=newserver(n) オプションを指定して実行してください。
nisprefadm に -m server=server(new) オプションを指定して実行します。
# nisprefadm -L|-G -C name -m oldserver= newserver(n)
L|G には、ローカルファイルとグローバルテーブルのどちらを修正するかを指定します。
-C name には、サブネットの IP 番号またはマシン名が入ります。このオプションは、-G オプションを使用している場合にだけ使用します。このコマンドを使用して行なった変更は、ここに指定したサブネットまたはマシンに適用されます。
-m は、サーバーリストを変更するオプションです。
old server には、その優先順位番号を変更したいサーバー名が入ります。
new server(n) には、サーバー名とその新しい優先順位番号が入ります。
たとえば、deneb マシン上で、deneb のローカル client_info ファイルの replica6.manf サーバーに指定された番号を 2 に変更する場合は、次にように入力します。
deneb# nisprefadm -L -m replica6.manf=replica6.manf(2)
優先順位リスト内で、1 つのサーバーを別のサーバーに変更するには、次のようにします。
nisprefadm に -m oldserver=newserver オプションを指定して実行します。
# nisprefadm -L|-G -C name -m oldserver=newserver(prefnumber)
-L|-G には、ローカルまたはドメイン全体のどちらのサーバーリストを変更するのかを指定します。
-C name には、サブネットの IP 番号またはマシン名が入ります。このオプションは、-G オプションを使用している場合にだけ使用します。このコマンドを使用して行なった変更は、ここに指定したサブネットまたはマシンに適用されます。
-m は、サーバーリストを変更するオプションです。
oldserver には、置換する対象となる旧サーバーが入ります。
newserver (prefnumber) には、優先サーバーリスト内の旧サーバーの位置に入る新規サーバー (優先順位格付け番号を指定できる) を入力します。
-G オプションを使用して、グローバル client_info テーブル内のサーバーを置換する場合には、その置換内容は -C オプションで特定したサブネットまたはマシンにだけ適用されるので注意してください。 それ以外にリストされている置換対象 (旧) サーバーは影響を受けません。
たとえば、3 つのサブネットを持つドメインを所有していて、この中の 2 つのサブネット用に replica1 サーバーが優先サーバーのリストに入っている場合を考えます。これ以上 replica1 を使用しないので、使用サーバーから除外する場合は、nisprefadm -m を実行して、最初のサブネットの replica1 を新規サーバーに置換します。この時、2 番目のサブネットに対しても同様の処理を行うまでは、replica1 はそのサブネットの優先サーバーのリストに入っています。個別のマシンの優先サーバーでも同様です。
たとえば、ドメインのグローバル client_info テーブル内で、サブネット 123.12.123.12 用に指定された replica3 サーバーを replica6 サーバーに置換し、replica6 に優先順位番号 1 を割り当てる場合は、次のように入力します。
nismaster# nisprefadm -G -C 123.12.123.12 -m replica3 replica6(1)