NIS+ テーブル内のエントリを識別するには、その中にあるエントリとテーブルオブジェクトを識別する必要があります。このような名前を「インデックス付き」名と呼びます。この構文を次に示します。
[column=value, column=value,...],tablename
Column はテーブル列の名前です。Value はその列の実際の値です。tablename はテーブルオブジェクトの完全指定名です。hosts テーブルのエントリ例を次に示します。
[addr=129.44.2.1,name=pine],hosts.org_dir.sales.doc.com. [addr=129.44.2.2,name=elm],hosts.org_dir.sales.doc.com. [addr=129.44.2.3,name=oak],hosts.org_dir.sales.doc.com.
括弧の中には、テーブルエントリを一意に識別するために必要な最小限の列の値のペアを使用できます。
一部の NIS+ 管理コマンドは、この構文のバリエーションを利用できます。詳細は、Part II の nistbladm、nismatch、nisgrep の各コマンドの説明を参照してください。