オブジェクトとテーブルエントリは異なる構文を使います。
オブジェクトは単純なオブジェクト名を使います。
テーブルエントリはインデックス付きの名前を使います。
オブジェクト
objectname
テーブルエントリ
[columnname=value ],tablename
この場合、角括弧 ([]) は構文の一部であり、オプション記号ではありません。
インデックス付きの名前では、列と値のペアを複数指定できます。その場合、操作はすべての列と値のペアに一致するエントリにだけ適用されます。列と値のペアが 増えると、検索条件が厳しくなります。
以下に例を示します。
表 9-11 オブジェクトとエントリの構文
型 |
例 |
---|---|
オブジェクト |
hosts.org_dir.sales.doc.com. |
テーブルエントリ |
`[uid=33555],passwd.org_dir.Eng.doc.com.' |
2 つの値のテーブルエントリ |
`[name=sales,gid=2],group.org_dir.doc.com.' |
列はインデックス付きの名前の特殊な形式になっています。列の操作は nistbladm コマンドでだけ可能なため、詳細は、「nistbladm コマンド」を参照してください。