新しいパスワードを作成するときは、「パスワードの必要条件」に示された必要条件を満たすようにします。
自分のパスワードを変更するには、以下のように入力します。
station1% passwd
「古いパスワードの入力」、「新しいパスワードの入力」、「新しいパスワードの再入力 (確認のため) 」という順にプロンプトが表示されるので、それに従って作業します。
他人のパスワードを変更するには、以下のように入力します。
同じドメイン内の他のユーザー
passwd username
他のドメインのユーザー
passwd -D domainname username
NIS+ 環境 (「passwd コマンドと NIS+ 環境」参照) で passwd コマンドを使用して他人のパスワードを変更する場合、passwd テーブルにおける該当ユーザーエントリへの変更権が必要になります (つまり、該当する passwd テーブルに対して変更権を持つグループのメンバーになる必要があります)。このとき、該当ユーザーの古いパスワードや自分のパスワードを入力する必要はありません。確認のため新しいパスワードの入力を求めるプロンプトが 2 回表示されます。一致しない場合は、さらに 2 回入力する必要があります。
passwd コマンドで root のパスワードを変更した場合は、その直後に chkey -p を実行する必要があります。chkey -p を実行しないと、ルートで正しくログインできなくなります。
root のパスワードの変更手順は以下のとおりです。