Solaris ネーミングの管理

nistbladm とインデックス名

NIS+ には、テーブル名と列の値の検索基準の組み合わせ (これを「インデックス名」という) によって特定のテーブルの特定のエントリを識別する、というテーブル管理の方法もあります。インデックス名の書式は次のとおりです。

[search_criteria],  tablename.directory

search_criteria には検索基準を指定しますが、このとき角カッコ ([]) で囲むのを忘れないでください。書式は次のとおりです。

columname=value, ¥
 columname=value  ,...

columname=value にはテーブルの検索可能列の値を指定します (「nistbladm と列の値」を参照)。

たとえば、表 13-2altair エントリを識別するには、次のようにインデックス名を指定します。

[addr=129.146.168.4,cname=altair],hosts.org_dir.doc.com.

nistbladm -R コマンドを使用すると、間になにも入れない角カッコ [ ]をすべてのテーブル列を指定するワイルドカードとして使用し、テーブル中のすべてのエントリを一度に削除できます。