Solaris ネーミングの管理

プリンタコンテキストの作成

fncreate_printer コマンドは、組識、ユーザー、ホスト、サイトの各コンテキストのプリンタコンテキストを作成します。プリンタコンテキストは、対応する複合名のサービスコンテキストのもとで作成されます。

fncreate_printer [-vs] name   printer [prntaddr]
fncreate_printer [-vs] [-f [file]]   name
表 19-7 fncreate_printer コマンドのオプション

Option 

Description 

name

プリンタの組識、ホスト、ユーザー、またはサイトの名前 

printer

プリンタ名 

prntaddr

プリンタアドレス。<addresstype>=<address> という形式をとる

-f file

指定の ファイル を、作成するプリンタリストへの入力として使用。入力ファイルは /etc/printers.conf ファイルの形式をとる。プリンタ名-f ファイル も指定されていない場合、fncreate_printer は、fncreate_printer がデフォルト入力ファイルとして実行されるマシン上の /etc/printer.conf ファイルを使用する

-s

既存のアドレスを、同じアドレスタイプによって置換する 

-v

詳細。割り当ての詳細を表示する 

次に例を示します。

fncreate_printer が実行されるマシンの /etc/printers.conf ファイルに示されたプリンタに基いて sales 組識のプリンタを作成する場合

# fncreate_printer -s org/sales/

マシン altair が、プリンタ Sparc-5 のサーバーであると想定します。ユーザー nguyen に対して、実際に Sparc-5 プリンタである invoices という名前のプリンタを作成する場合、次のように入力します。

# fncreate_printer user/nguyen invoices bsdaddr=altair,Sparc-5  

プリンタを階層構造で構成することもできます。たとえば、fncreate_printer コマンドは、プリンタ colorcolor/inkjetcolor/Sparc のプリンタコンテキストを作成できます。コンテキストは次のようになります。

org/doc.com/service/printer/color
org/doc.com/service/printer/color/inkjet
org/doc.com/service/printer/color/Sparc 

上記のコンテキストを作成するには、次のコマンドを実行します。

# fncreate_printer org/doc.com color bsdaddr=colorful,color  
# fncreate_printer org/doc.com color/inkjet bsdaddr=colorjet,inkjet  
# fncreate_printer org/doc.com color/Sparc bsdaddr=colorprt,Sparc