Solaris ネーミングの設定と構成

誤った情報を変更する方法

上記の手順 3 で返された情報の一部あるいは全部が誤っていたために n を入力した場合、次のように表示されます。

Is this information correct? (type 'y' to accept, 'n' to change
n
Domain name: [doc.com.]
  1. ドメイン名が正しい場合は Return キーを押します。誤っている場合は、正しいドメイン名を入力して Return キーを押します。

    この例では、Return キーを押して、目的のドメイン名が doc.com. であることを確認しました。次に、このスクリプトは NIS+ グループ名の確認を要求します。

    Is this information correct? (type 'y' to accept, 'n' to change) 
    n 
    Domain name: [doc.com.] 
    NIS+ group: [admin.doc.com.]
  2. NIS+ グループが正しければ Return キーを押します。間違っている場合、正しい NIS+ グループ名を入力して Return キーを押します。

    この例では、名前を変更しました。次に、スクリプトは NIS 互換性の入力を要求します。

    NIS+ group: [admin.doc.com.] netadmin.doc.com. 
    NIS (YP) compatibility (0=off, 1=on): [0]
  3. NIS 互換性を必要としない場合は Return キーを押します。互換性が必要な場合は 1 を入力して Return キーを押します。

    この例では、Return キーを押して、NIS 互換の状態が正しいことを確認しました。スクリプトは、情報が正しいかどうかを再度尋ねてきます。


    注 -

    このサーバーを NIS 互換に選択した場合、この選択を有効にするには、ファイルを編集して、rpc.nisd デーモンを再起動する必要があります。詳細は 「クライアントを NIS+ サーバーとして構成する方法」を参照してください。


    NIS (YP) compatibility (0=off, 1=on): [0] 
    Domain name : doc.com. 
    NIS+ group : netadmin.doc.com. 
    NIS (YP) compatibility : OFF 
    Security level : 2=DES  
    Is this information correct? (type 'y' to accept, 'n' to change) 

    情報が正しい場合、「ルートマスターサーバーを作成する方法」の手順 3 に移ります。正しい情報となるまで、n を繰り返し選択できます。


    注 -

    このスクリプトは、マシンをセキュリティレベル 2 に設定します。このスクリプトを使用しているときは、セキュリティレベルを変更できません。スクリプトが終了した後、適切な NIS+ コマンドを使用してセキュリティレベルを変更できます。セキュリティレベルの変更については、Solaris ネーミングの管理を参照してください。