XView バイナリ互換性はサポートされています。XView バイナリ互換性とは、OpenWindows V2 XView に対して動的にリンクされた任意の OpenWindows V2 アプリケーションを、 V3 XView ライブラリに接続し実行可能とすることです。ただし、XView バイナリ互換性には次の 2 つの例外があります。
XView 2.0 には、ドラッグ&ドロッププロトコルの変更からクライアントを保護するための一時 API が含まれていました。このインタフェースを使って「ドロップを受け取る」アプリケーションは、OpenWindows V3 のライブラリに対しても適正に実行されます。しかし、アプリケーションがプロトコルの変更を直接対処している場合は、ソースレベルでの変更が必要になります。
XVPS を使用する XView アプリケーションは、Solaris 2.x ではサポートされていません。
OpenWindows V2 ライブラリによって書かれた OLIT アプリケーションは、OpenWindows V3.3 を使用した場合でも問題なく実行できますが、ドラッグ&ドロップサポートだけは例外です。OpenWindows V2 アプリケーションが、OpenWindows V3.3 に含まれるドラッグ&ドロップの機能を使用しようとしても正しく動作しません。つまりドロップが失敗します。カット&ペーストは、まったく問題なく働きます。ドラッグ&ドロッププロトコルに変更があったため、アプリケーションが引き続きドラッグ&ドロップをサポートするには、ソースレベルの変更が必要です。
TNT または Lite ツールキットのいずれかのバージョンを使って書かれたアプリケーションは、Solaris 2.x ではサポートされません。
OpenWindows V2 および OpenWindows V3 で使用できる DeskSet アプリケーションは、OpenWindows V3.3 でも使用できます。OpenWindows V2 または V3 の Deskset アプリケーションを Solaris 2.x で実行することは不要であり、サポートもされていません。