Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

ネットワーク上のインストールイメージの作成

Java ES の配布は、共有される場所にインストールファイルを格納できるように設計されています。この設計の利点は、インストールファイルをこの共有の場所から何度でも実行できることです。

ProcedureDVD からイメージを作成するには

Java ES では複数のアーキテクチャーがサポートされます。この手順例では、Solaris SPARC インストールイメージを作成してサイトのネットワークで公開するための手順を示します。

  1. root としてログインするか、スーパーユーザーになります。

  2. ネットワーク上に共有ディレクトリを作成します。例:


    mkdir shared-location/java_es-5
  3. DVD のインストールファイルにアクセスします。

    DVD には Java ES バージョンの複数のアーキテクチャーが収録されています。必要なものだけをコピーします。

  4. ファイルとメディア構造をメディアルートディレクトリにコピーします。


    find . -print -maxdepth 1 | cpio -pdum shared-location/java_es-5  
  5. ライセンスフォルダをコピーします。


    find ./License -print  | cpio -pdum shared-location/java_es-5
  6. README フォルダをコピーします。


    find ./README -print | cpio -pdum shared-location/java_es-5 
  7. 必要なアーキテクチャーをコピーします。


    find ./Solaris_sparc -print | cpio -pdum shared-location/java_es-5 

    注 –

    すべてのアーキテクチャーをコピーするときは、次のコマンドを実行します。


    cd /cdrom/cdrom0
    find . -print | cpio -pdum shared-location/java_es-5

Procedure圧縮アーカイブからイメージを作成するには

  1. root としてログインするか、スーパーユーザーになります。

  2. ネットワーク上に共有ディレクトリを作成します。例:


    mkdir shared-location/java_es-5
  3. Web サイトに含まれるインストールファイルにアクセスします。

  4. 圧縮されたアーカイブからインストールイメージを作成します。例:


    cd shared-location/java_ent_sys_5
    unzip pathname/java_es-5-ga-solaris-sparc.zip
  5. その他の圧縮アーカイブファイルについても、この手順を繰り返します。


    注 –

    複数プラットフォームのファイルを共有の場所にコピーした場合、README ファイルと COPYRIGHT ファイルに関する次のようなプロンプトが表示されます。

    File already exists. OK to overwrite?

    Yes と入力します。これらのファイルはすべてのプラットフォームで共通です。