Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

前提条件の確認

次の表は、アンインストールの前に必要なタスクを示しています。タスクによっては、ご使用の環境に適用されない場合もあります。

左の列には作業の実行順序が、右の列にはその他の有用情報や手順の参照先が、それぞれ記載されています。

表 8–1 アンインストール前のチェックリスト

作業 

便利な情報または参照先 

1. アンインストールする各製品コンポーネントの要求や動作を確認します。 

「Java ES 製品コンポーネントのアンインストール動作の確認」

2. 設定によって生じる製品コンポーネント間の依存関係を調べ、適切な対応をとります。 

「相互依存性の処理」

データのバックアップ、依存製品コンポーネントの設定変更による依存関 係の解消、または特定の順序での製品コンポーネントのアンインストールが必要になる場合があります。 

3. 製品レジストリファイルのコピーを作成します。このバックアップコピーは、アンインストールが失敗した場合にシステムを復旧するのに役立ちます。 

Solaris OS の場合: /var/sadm/install/productregistry

Linux の場合: /var/opt/sun/install/productregistry

HP-UX の場合: /var/adm/sw/productregistry

4. 以後のインストールでデータの再利用を考えている場合は、アンインストールする製品コンポーネントの設定データまたはユーザーデータのコピーを作成します。 

「Java ES 製品コンポーネントのアンインストール動作の確認」

5. 必要に応じて、Directory Server と Access Manager の管理者アクセス情報を収集します。 

「アンインストーラ用の管理者アクセス権の付与」

6. Access Manager をアンインストールする場合は、スキーマをアンインストールします。 

次の LDIF ファイルを使って、アンインストールの前にスキーマを削除します。 

Solaris OS の場合: /etc/opt/SUNWam/config/ldif/ds_remote_schema_uninstall.ldif

Linux および HP-UX の場合: /etc/opt/sun/identity/config/ldif/ds_remote_schema_uninstall.ldif

7. Sun Cluster ソフトウェアをアンインストールする場合は、まず Sun Cluster Geographic ソフトウェアをアンインストールする必要があります。 

Sun Cluster ソフトウェアの前に Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアンインストールします。