Application Server はドメインとして設定されます。Java ES インストーラは、デフォルトのポート番号 4849 を使ってデフォルトの管理ドメインを作成します。管理サーバーのインスタンス名は、server です。インストール後設定の完了後に Application Server を使用するには、ドメインを起動し、グラフィカルな管理コンソールにアクセスします。詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド』の第 1 章「概要」を参照してください。
Application Server を起動すると Message Queue も起動されます。
コマンド行で、ApplicationServer-base/bin ディレクトリに移動します。
管理者パスワードファイルの内容は、AS_ADMIN_PASSWORD=password にしてください。
ドメインを起動します。次に例を示します。
% asadmin start-domain --user admin-id --passwordfile path_to_admin-password_file domainname |
オプション部分には、インストール時に指定した値を入力してください。
サーバーが起動中であることを通知するメッセージが表示されます。
Starting Domain domain1, please wait. Log redirected to install_dir... |
起動プロセスが完了すると、さらに次のメッセージが表示されます。
Domain domain1 started |
Application Server プロセスが実行中であることを確認します。Solaris OS の場合の例を次に示します。
/usr/bin/ps -ef | grep appserv /opt/SUNWappserver/appserver/lib/appservDAS domain1 |
管理コンソールにアクセスするには、ブラウザで次の URL 形式を使用します。 https://localhost: port
Application Server をインストールしたホストでブラウザを実行している場合は、ホスト名に localhost を指定します。ブラウザが別のシステム上にある場合は、localhost を Application Server ソフトウェアが動作しているシステムの名前に置き換えます。port 変数には、インストール時に割り当てられた管理ポート番号を指定します。インストール時に割り当てられるデフォルトのポート番号は 4849 です。
https://mycomputer.example.com:4849 |
管理コンソールログイン画面が表示されることで、インストールが正しく行われたことを確認できます。
Application Server のインストール方法、ドメイン管理サーバー、およびさまざまなポート番号と概念の詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 Installation Guide』を参照してください。