この『Java Enterprise System インストールガイド (UNIX 版)』には、Sun SolarisTM Operating System (Solaris OS)、Linux、または HP-UX オペレーティング環境への Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) ソフトウェアのインストール手順が記載されています。このマニュアルには、特定のプラットフォームのみに当てはまり、異なるプラットフォームには適用されない情報も含まれます。こうした情報は、プラットフォーム名を明記して記載されています。ただし、大部分の手順はプラットフォーム別に分類されておらず、すべての UNIX オペレーティングシステムに適用されます。
このマニュアルに記載される内容は、Java ES ソフトウェアをインストールする評価担当者、システム管理者、およびソフトウェア技術者を対象としています。このマニュアルは、次の事項に習熟している方を対象に記述されています。
エンタープライズレベルのソフトウェア製品のインストール
サポートする Java ES プラットフォーム上のシステム管理とネットワーキング
クラスタリングモデル (クラスタリングソフトウェアをインストールする場合)
インターネットと World Wide Web
Java ES マニュアルセットでは、配備計画とシステムインストールについて説明します。システムマニュアルの URL は http://docs.sun.com/coll/1657.1 です。Java ES の概要については、次の表に示されている順序で各マニュアルを参照してください。
表 P–1 Java Enterprise System のマニュアル
マニュアルタイトル |
内容 |
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既知の問題など、Java ES に関する最新の情報が記載されています。これ以外に、コンポーネントごとのリリースノートがリリースノートコレクション (http://docs.sun.com/coll/1315.2) に記載されています。 |
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Java ES の技術的および概念的な基礎について説明します。コンポーネント、アーキテクチャー、プロセス、および機能について説明しています。 |
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Java ES に基づく企業配備ソリューションの計画および設計に関する情報を提供します。配備の計画および設計に関する基本的概念と原則を示し、ソリューションのライフサイクルについて説明し、Java ES に基づくソリューションを計画する際に使用する高度な例と戦略を提供します。 |
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Java ES の配備に関し、ハードウェア、オペレーティングシステム、およびネットワーク面の実装仕様の開発に役立つ情報を提供します。インストールおよび設定計画を遂行する上で注意すべきコンポーネントの依存関係などの問題について説明します。 |
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Java ES のインストールのプロセスについて説明します。また、インストール後にコンポーネントを設定する方法、および設定したコンポーネントが正常に機能するかどうかを確認する方法についても説明します。 |
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設定パラメータに関する追加情報、設定計画で使用するワークシート、および Solaris オペレーティングシステムと Linux オペレーティング環境でのデフォルトのディレクトリやポート番号などの参考資料を示します。 |
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『Sun Java Enterprise System 5 アップグレードガイド (UNIX 版)』 『Sun Java Enterprise System 5 Upgrade Guide for Microsoft Windows 』 |
インストール済みのバージョンから Java ES 5 にアップグレードする手順について説明します。 |
各製品での Monitoring Framework の設定方法と、Monitoring Console を使用してリアルタイムデータを参照し、監視規則を作成する方法を示します。 |
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次の表は、このマニュアルで使用するデフォルトインストールパスの表記について説明したものです。
表 P–2 デフォルトパスの規則
プレースホルダの例 |
説明 |
デフォルト値の例 |
---|---|---|
Application/Server-base |
Application Server のベースインストールディレクトリを表します。 |
Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver/appserver Linux および HP-UX の場合: /opt/sun/appserver |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–3 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
次の表は、デフォルトのシステムプロンプトとスーパーユーザープロンプトを示しています。
表 P–4 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
---|---|
UNIX および Linux システムの C シェル |
machine_name% |
UNIX および Linux システムの C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
UNIX および Linux システムの Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
UNIX および Linux システムの Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |
Microsoft Windows のコマンド行 |
C:\ |
次の表は、この用語集で使用される記号の一覧です。
表 P–5 記号の規則
記号 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。 |
-d {y|n} |
-d オプションには y 引数か n 引数のいずれかを使用する必要があります。 |
${ } |
変数参照を示します。 |
${com.sun.javaRoot} |
com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。 |
- |
同時に押すキーを示します。 |
Control-A |
Control キーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
順番に押すキーを示します。 |
Ctrl+A+N |
Control キーを押してから放し、それに続くキーを押します。 |
-> |
グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択順序を示します。 |
「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 |
Sun のサービス |
URL |
内容 |
---|---|---|
マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
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サポートおよびトレーニング |
技術サポート、パッチのダウンロード、および Sun のトレーニングコース情報を提供します。 |