Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

ログビューアの使用

Java ES ログビューアは、JavaES_Install_log.timestamp ファイルまたは JavaES_UnInstall_log.timestamp ファイルの ULF ログメッセージを表示するための、グラフィカルな画面です。ログファイルを表示するには、ログビューアメインページの「ファイル」メニューから「Open」を選択します。指定するファイルがすでに存在する場合または書き込み権限で開けない場合には、ログビューアエラーが発生し、ログビューアメインページに戻ります。インストーラがソースログを記録するために使用するディレクトリに、そのようなファイルを置くことはできません。

「Search」ボタンをクリックすると、フィルタ条件に一致するメッセージが 1 つのログテーブルに表示されます。ログテーブルが表示されたあとに、ログテーブルの各行を選択すると、その詳細が表示されます。複数行の形式で表示されることもあります。

フィルタのしくみ

ログ出力を調整するには、ULF ログファイルを選択したあとに、ログビューアメインページで表示設定と検索条件を指定します。「Display Preferences」には、選択内容を表示する言語と、検索したレコードの表示に適用する制限を指定します。

メッセージをフィルタで検索するときには、重要度の高いものまたは目的に合っているものから表示されるように、3 つの方法が用意されています。ログレベル別、ロガー別、および内容別の表示方法があります。

一般的な検索条件をいくつか紹介します。

Procedureログビューアの実行

ログビューアは読み取り専用モードで動作するため、複数のユーザーが同時にログビューアを実行できます。

  1. コマンド行で、ログビューアの場所に移動します。

    • Solaris SPARC の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys5i/Solaris_sparc

    • Solaris x86 の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys5i/Solaris_x86

    • Linux の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys5i/Linux_x86

    • HP-UX の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys5i/HPUX_PA-RISC

  2. ログビューアを起動します。


    ./viewlog

    ログビューアのメインページが表示されます。

  3. 「ファイル」メニューで、表示するログファイルを選択します。

    選択したファイルが ULF でない場合は、選択したファイルが ULF でないため選択できないというメッセージが表示されます。ログビューアを使って表示できるのは、ULF ファイルだけです。

    利用できる ULF ログファイルがない場合は、インストールまたはアンインストールがまだ完了していない可能性があります。しばらく待ってから、もう一度やり直してください。

  4. 目的に合わせて「Display Preferences」と「Search Criteria」を選択します。

  5. 「検索」をクリックします。

    フィルタ条件に一致するレコードがログテーブルに表示されます。