Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0 管理ガイド

クライアントアプリケーション要件

Example.com には、異種データソースに保存されたデータにアクセスする必要のある LDAP クライアントアプリケーションがいくつかあります。クライアントアプリケーションの要件はすべて同じではありません。異なるデータビューは必要です。場合によっては、クライアントはデータを集約する必要があります。さらに、Example.com の新しい従業員を以前からの従業員とともに管理できるように、一部のクライアントアプリケーションは Company22 のユーザーデータにアクセスする必要があります。

次の図は、Example.com のクライアントアプリケーション要件をまとめたものです。

図 24–3 クライアントアプリケーション要件

図は、Example.com の LDAP アプリケーションの要件を示しています。

次の節では、Directory Proxy Server データビューがこのサンプルシナリオで説明したクライアントアプリケーション要件を十分満たすことができる設定について見ていきます。データビューの機能方法については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0 Reference』の第 22 章「Directory Proxy Server LDAP Data Views」 および 『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0 Reference』の第 23 章「Virtual Data Views」を参照してください。

サンプルシナリオの設定は次のセクションで構成されています。