Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0 管理ガイド

LDAP によるスキーマの拡張

スキーマは cn=schema 内の LDAP ビューによって定義されるため、ldapsearch ユーティリティーおよび ldapmodify ユーティリティーを使用してスキーマをオンラインで表示、変更することができます。しかし、変更できるスキーマ要素は、X-ORIGIN フィールドに 'user defined' という値が設定されている要素だけです。サーバーは、その他の定義に対するすべての変更処理を拒否します。

新しい要素の定義とユーザー定義の要素に対する変更は、99user.ldif ファイルに保存されます。

ProcedureLDAP によりスキーマを拡張する

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

始める前に

コマンド行からのスキーマ定義の変更は、正確な入力が必要な値が長いため、エラーを生じがちです。しかし、ディレクトリスキーマの更新が必要なスクリプトにこの機能を指定することができます。

  1. ldapmodify(1) コマンドを使用して、各 attributeTypes 属性値を追加または削除します。

    詳細については、「属性タイプを作成する」または 「属性タイプを削除する」を参照してください。

  2. ldapmodify(1) コマンドを使用して、各 objectClasses 属性値を追加または削除してください。

    詳細については、「オブジェクトクラスを作成する」または 「オブジェクトクラスを削除する」を参照してください。

参照

いずれかの値を変更するには、特定の値を削除してから、新しい値として値を追加する必要があります。この処理は、属性に複数の値を持つために必要です。詳細については、「複数値属性の 1 つの値の変更」を参照してください。