cn=schema エントリには、ディレクトリスキーマの各オブジェクトクラスの定義を格納し、複数の値を持つ属性 objectClasses があります。それらの定義を読み取るには、ldapsearch(1) コマンドを使用します。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
ldapsearch コマンドを使用して、ディレクトリスキーマに現在存在するすべてのオブジェクトクラス定義を表示します。
次のコマンドは、すべてのオブジェクトクラスの定義を表示します。
$ ldapsearch -T -b cn=schema "(objectclass=*)" objectClasses |
-T オプションにより、ldapsearch コマンドは LDIF 行を折りたたまないため、grep や sed などのコマンドを使用して、出力を簡単に操作できます。次に、grep コマンドを使用して、このコマンドの出力をパイプすると、ディレクトリスキーマのユーザー定義拡張のみを表示できます。次に例を示します。
$ ldapsearch -T -b cn=schema "(objectclass=*)" objectClasses | grep "user defined" objectClasses: ( 1.2.3.4.5.6.8 NAME 'blogger' DESC 'Someone who has a blog' STRUCTURAL MAY blog X-ORIGIN 'user defined' ) $ |