「Access Manager のシングルサインオンが汎用 Web クライアントで失敗する (6367058、6429573)」
「64 ビットモードで実行されている Web Server 7.0 で StackOverflowError が発生する (6449977)」
「Delegated Administrator commadmin ユーティリティーがユーザーを作成しない (6294603)」
「Delegated Administrator commadmin ユーティリティーが組織を作成しない (6292104)」
Access Manager、Messaging Server、および Calendar Server をインストールし、連動するように設定したあとで、JES5 120955-01 パッチをインストールすると、この問題が発生します。ログインエラーが発生します。Policy Agent 2.1 プロパティーと AMSDK の間に互換性がないことが、このエラーの原因です。現時点では、回避方法はありません。
Access Manager が 64 ビット JVM を使用する Web Server 7.0 インスタンス上に設定されている場合、ユーザーがコンソールログインページにアクセスすると、「サーバーエラー」メッセージが返されます。Web Server エラーログには StackOverflowError 例外が含まれます。
回避策: 次の手順で Web Server 設定を変更します。
Web Server 管理コンソールに Web Server 管理者としてログインします。
「構成を編集」をクリックします。
「プラットフォーム」フィールドで「64」を選択してから、「保存」をクリックします。
「Java」タブをクリックしてから、「JVM 設定」タブをクリックします。
「オプション」で、最小ヒープサイズエントリ (-Xms など) を探します。最小ヒープサイズ値は少なくとも 512m である必要があります。たとえば、ヒープサイズ値が -Xms512m 以上ではない場合、値を少なくとも -Xms512m に変更します。
最大ヒープサイズ値は少なくとも 768m である必要があります。最大ヒープサイズが -Xmx768m 以上ではない場合、値を少なくとも -Xmx768m に変更します。
Java スタックサイズを -Xss512k または -Xss768k を使用して、512k または 768k に設定します。この設定を空白にしておくことで、Solaris SPARC 上の 64 ビット JVM のデフォルトサイズ (1024k) のままにすることもできます。
「パフォーマンス」タブをクリックしてから、「スレッドプール設定」リンクをクリックします。
スタックサイズ値を少なくとも 261144 に変更してから、「保存」をクリックします。
画面右上隅にある「配備保留中」リンクをクリックします。
「構成の配備」ページで、「配備」ボタンをクリックします。
「結果」ウィンドウで、「了解」をクリックして Web Server インスタンスを再起動します。
Web Server が再起動したら、「結果」ウィンドウの「閉じる」をクリックします。
Access Manager 7 .1 旧バージョンモードでは、Access Manager 6 2005Q1 からのコア認証モジュールに次の非互換性があります。
組織認証モジュールが旧バージョンモードで削除されています。
「管理者認証設定」および「組織認証設定」の表示方法が変更されました。Access Manager 7.1 コンソールでは、ドロップダウンリストで ldapService がデフォルトで選択されています。Access Manager 6 2005Q1 コンソールでは、「編集」ボタンが表示され、LDAP モジュールはデフォルトで選択されませんでした。
回避策: なし。
Delegated Administrator commadmin ユーティリティーを -S mail,cal オプションで使用すると、デフォルトドメインにユーザーが作成されません。
回避策: この問題は、Access Manager をバージョン 7.1 にアップブレードして Delegated Administrator をアップグレードしなかった場合に発生します。
Delegated Administrator をアップグレードする予定がない場合は、次の手順を実行します。
UserCalendarService.xml ファイルで、 mail、icssubcribed、および icsfirstday 属性を必須ではなく省略可能としてマークします。このファイルはデフォルトで、Solaris システム上の /opt/SUNWcomm/lib/services/ ディレクトリにあります。
Access Manager で次のように amadmin コマンドを実行して、既存の XML ファイルを削除します。
# ./amadmin -u amadmin -w password -r UserCalendarService
Access Manager で、更新した XML ファイルを次のように追加します。
# ./amadmin -u amadmin -w password -s /opt/SUNWcomm/lib/services/UserCalendarService.xml
Access Manager Web コンテナを再起動します。
Delegated Administrator commadmin ユーティリティーを -S mail,cal オプションで使用すると、組織が作成されません。
回避策: 前の問題の回避策を参照してください。