Sun Java System Access Manager 7.1 リリースノート

互換性の問題

Access Manager のシングルサインオンが汎用 Web クライアントで失敗する (6367058、6429573)

Access Manager、Messaging Server、および Calendar Server をインストールし、連動するように設定したあとで、JES5 120955-01 パッチをインストールすると、この問題が発生します。ログインエラーが発生します。Policy Agent 2.1 プロパティーと AMSDK の間に互換性がないことが、このエラーの原因です。現時点では、回避方法はありません。

64 ビットモードで実行されている Web Server 7.0 で StackOverflowError が発生する (6449977)

Access Manager が 64 ビット JVM を使用する Web Server 7.0 インスタンス上に設定されている場合、ユーザーがコンソールログインページにアクセスすると、「サーバーエラー」メッセージが返されます。Web Server エラーログには StackOverflowError 例外が含まれます。

回避策: 次の手順で Web Server 設定を変更します。

  1. Web Server 管理コンソールに Web Server 管理者としてログインします。

  2. 「構成を編集」をクリックします。

    「プラットフォーム」フィールドで「64」を選択してから、「保存」をクリックします。

  3. 「Java」タブをクリックしてから、「JVM 設定」タブをクリックします。

    • 「オプション」で、最小ヒープサイズエントリ (-Xms など) を探します。最小ヒープサイズ値は少なくとも 512m である必要があります。たとえば、ヒープサイズ値が -Xms512m 以上ではない場合、値を少なくとも -Xms512m に変更します。

    • 最大ヒープサイズ値は少なくとも 768m である必要があります。最大ヒープサイズが -Xmx768m 以上ではない場合、値を少なくとも -Xmx768m に変更します。

    • Java スタックサイズを -Xss512k または -Xss768k を使用して、512k または 768k に設定します。この設定を空白にしておくことで、Solaris SPARC 上の 64 ビット JVM のデフォルトサイズ (1024k) のままにすることもできます。

  4. 「パフォーマンス」タブをクリックしてから、「スレッドプール設定」リンクをクリックします。

    スタックサイズ値を少なくとも 261144 に変更してから、「保存」をクリックします。

  5. 画面右上隅にある「配備保留中」リンクをクリックします。

    「構成の配備」ページで、「配備」ボタンをクリックします。

  6. 「結果」ウィンドウで、「了解」をクリックして Web Server インスタンスを再起動します。

    Web Server が再起動したら、「結果」ウィンドウの「閉じる」をクリックします。

旧バージョンモードでコア認証モジュールに非互換性が存在する (6305840)

Access Manager 7 .1 旧バージョンモードでは、Access Manager 6 2005Q1 からのコア認証モジュールに次の非互換性があります。

回避策: なし。

Delegated Administrator commadmin ユーティリティーがユーザーを作成しない (6294603)

Delegated Administrator commadmin ユーティリティーを -S mail,cal オプションで使用すると、デフォルトドメインにユーザーが作成されません。

回避策: この問題は、Access Manager をバージョン 7.1 にアップブレードして Delegated Administrator をアップグレードしなかった場合に発生します。

Delegated Administrator をアップグレードする予定がない場合は、次の手順を実行します。

  1. UserCalendarService.xml ファイルで、 mailicssubcribed、および icsfirstday 属性を必須ではなく省略可能としてマークします。このファイルはデフォルトで、Solaris システム上の /opt/SUNWcomm/lib/services/ ディレクトリにあります。

  2. Access Manager で次のように amadmin コマンドを実行して、既存の XML ファイルを削除します。

    # ./amadmin -u amadmin -w password -r UserCalendarService
  3. Access Manager で、更新した XML ファイルを次のように追加します。

    # ./amadmin -u amadmin -w password 
    -s /opt/SUNWcomm/lib/services/UserCalendarService.xml
  4. Access Manager Web コンテナを再起動します。

Delegated Administrator commadmin ユーティリティーが組織を作成しない (6292104)

Delegated Administrator commadmin ユーティリティーを -S mail,cal オプションで使用すると、組織が作成されません。

回避策: 前の問題の回避策を参照してください。