HP-UX に Access Manager をインストールするとき、Access Manager が gettext バイナリを見つけられないというメッセージが表示され、インストールが失敗します。
解決方法: getext0.14.6 またはそれ以降をダウンロードしてインストールします。
Web サーバー起動障害の問題は、Access Manager の SDK 設定が原因である可能性があります。現在の配備環境で、AMConfig.properties ファイルに間違った情報が含まれていると、一連の Web サーバー起動障害が発生します。次の変数の情報が正しくありません。
com.iplanet.am.directory.host
com.iplanet.am.server.host
com.iplanet.am.console.host
com.iplanet.am.profile.host
com.iplanet.am.naming.url
com.iplanet.am.notification.url
解決方法: Access Manager SDK が Web Server とともにインストールされているノードで、<Web_Server_Instance_dir>/config/server.xml ファイルを修正して、必要な Access Manager JAR ファイルをクラスパスに追加します。
Java ES インストーラは、既存のディレクトリサーバーを使用する場合 (DIRECTORY_MODE=2) に、プラットフォームエントリを追加しません。
解決方法: プラットフォームサービスの Server List 属性を編集して、2 つ目のインスタンスを追加します。以下に例を示します。最初のインスタンスが host1.example.com である場合は、http://host1.example.com:port|01 といったエントリがあります。2 つ目のインスタンスが host2 上にあり、host1 と同じ Directory Server を使用している場合、Access Manager 管理者コンソールを使用してエントリを http://host2.example.com:port|02 のように指定して追加します。
検索のパフォーマンスを改善するために、Directory Server にはいくつかの新しいインデックスが用意されています。そのため、既存のディレクトリ情報ツリー (DIT) を使用して Access Manager をインストールしたあとには、 db2index.pl スクリプトを実行して Directory Server インデックスを再ビルドしてください。例: # ./db2index.pl -D "cn=Directory Manager" -w password -n userRoot
db2index.pl スクリプトは DS-install-directory/slapd-hostname/ ディレクトリにあります。
バージョン 6.1 からバージョン 6.2 への Access Manager のアップグレード完了後、アップグレードログに DB ベースのログが適正に処理されなかったことが示されます。
解決方法: なし。バージョン 6.1 からバージョン 6.2 への Access Manager のアップグレード処理では、DB ログテーブルのバックアップはサポートされていません。
Directory Server がすでにインストールされていて、LDAPS (SSL) のみが有効になっている場合、Access Manager のインストールは失敗します。Access Manager をインストールするには、まず Directory Server に対して LDAP (SSL なし) を有効にします。Access Manager のインストール終了後、LDAP を無効にして LDAPS のみを残すことができます。
Access Manager は、パスワード (amadmin 用など) および Directory Server ルートサフィックスでの単一引用符をサポートしません。ただし、バックスラッシュはサポートします。
Java Enterprise System インストーラを実行する際に、Directory Server の設定でユーザーが初めてログインしたときにパスワードを変更することが必要になっている場合、Access Manager のインストールは失敗します。
解決方法: Directory Server のパスワードリセットポリシーを「off」に設定します。
インストール時に classpath およびその他の Access Manager Web コンテナ環境変数は更新されますが、インストールプロセスでは Web コンテナが再起動されません。インストール後、Web コンテナが再起動する前に、Access Manager にログインしようとすると、次のエラーが返されます。
Authentication Service is not initialized. Contact your system administrator. |
解決方法: Access Manager にログインする前に Web コンテナを再起動します。ログインする前に、Directory Server も実行している必要があります。
Access Manager が、Application Server の domain.xml の JVM オプションおよびサーバークラスパスを正しく更新しません。これは、次のような処理を行った場合に発生することが確認されています。
Application Server および Directory Server をインストールして設定する。
ノードエージェントを作成する。
デフォルト以外の Application Server インスタンスを作成する。
Access Manager を「あとで設定」モードでインストールする。
amsamplesilent ファイルを編集し、amconfig を使用してそのファイルを実行する。
ブラウザを使用して Access Manager にログインしようとすると、エラーメッセージが表示される。
解決方法: Access Manager をインストールする前に、amsamplesilent ファイルを編集して、Application Server の設定箇所を次のようにします。
AS81_HOME=/opt/SUNWappserver/appserver AS81_PROTOCOL=$SERVER_PROTOCOL AS81_HOST=$SERVER_HOST #AS81_HOST=$DISTAUTH_HOST AS81_PORT=$SERVER_PORT AS81_ADMINPORT=$ADMIN_PORT AS81_ADMIN=admin AS81_ADMINPASSWD="$ADMINPASSWD" AS81_INSTANCE=server1 AS81_DOMAIN=domain1 AS81_INSTANCE_DIR=/var/opt/SUNWappserver/nodeagents/nodename/server-instance AS81_DOCS_DIR=/var/opt/SUNWappserver/nodeagents/nodename/server-instance/docroot AS81_ADMIN_IS_SECURE=true |
編集が終了したら、amconfig コマンドを実行します。
./amconfig -s amsamplesilent |