Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 リリースノート(UNIX 版)

第 1 章 Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 リリースノート

Version 3.7 UR1

Part No. 820-0486

このリリースノートには、Sun Java™ System Message Queue 3.7 UR1 のリリース時点で得られる重要な情報が含まれています。ここでは、新機能、拡張機能、既知の問題、制限事項などについて説明します。Message Queue を使用する前に、このドキュメントをよくお読みください。

このリリースノートの最新版は、Sun Java System Message Queue ドキュメント Web サイトから入手できます。ソフトウェアをインストールおよび設定する前だけでなく、それ以降も定期的にこの Web サイトをチェックして、最新のリリースノートと製品マニュアルを確認してください。

このリリースノートは、次の節で構成されています。

このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。

このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを経由して利用可能な、コンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。

リリースノートの変更履歴

表 1–1 変更履歴

日付 

変更点 

2006 年 8 月 

このマニュアルの初回リリース。 

2007 年 2 月 

このマニュアルの最終リリース。 

Message Queue 3.7 UR1 について

Sun Java System Message Queue は、多くの機能を備えるメッセージサービスで、Java Messaging Specification (JMS) 1.1 に準拠する信頼性の高い非同期メッセージングを提供します。Message Queue では、JMS 仕様を超える機能も用意され大規模企業のシステム配備のニーズにも対応できるようになっています。

Message Queue 3.7 UR1 は Message Queue 3.6 の保守リリースです。バグ修正およびいくつかの小さな機能拡張が含まれます。この節では、次の内容について説明します。

このリリースの新機能

Message Queue 3.7 UR1 に含まれる新機能は次のとおりです。

以降の節で、これらの機能について説明しています。

Platform Edition および Enterprise Edition の機能を 1 つに結合

製品の出荷の効率化を図るため、Sun Java Message Queue の Platform Edition および Enterprise Edition を結合します。Message Queue 3.7 UR1 以降、単一の版のみが利用可能となり、スタンドアロンで配布される場合の機能制限が取り除かれています。これにより、より簡単にこの製品をご利用いただけるようになります。

版を結合することで Message Queue は Solaris Enterprise System とより協調でき、Enterprise Edition の広範囲におよぶ機能を永続的に使用する権利を、サポートや保守、賠償のない状態で提供できます。以前のリリースと同様、サポートおよび保守サービス用にいくつかのライセンスオプションを引き続き提供します。Message Queue は引き続き、Java Enterprise System および Application Platform Suite とともにパッケージ化されます。http://www.sun.com のオンラインストアを確認するか、販売担当者にご連絡いただき、ニーズに最適なオプションをお選びください。次の表は、Message Queue の新しい単一版へのアップグレードのパスを示します。

表 1–2 Message Queue 3.7 UR1 へのアップグレードのパス

以前の版 

アップグレードのパス 

コメント 

Platform Edition 

Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 

3.7 UR1の顧客はすべての機能 (Platform および Enterprise) を利用できます。ライセンスを購入すると、サポートオプションを利用できます。 

Enterprise Edition 

Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 

機能の変更はありません。各種ライセンスおよびサポートのオプションを利用できます。 

Platform Edition サポート契約 

Enterprise Edition サポート契約へのアップグレード 

以前のリリースの Platform Edition 用の既存のサポート契約は、引き続き更新されます。以前の Platform Edition リリースに対して新しい Platform Edition 契約が発行されることはありません。 

Enterprise Edition サポート契約 

変更なし 

既存の契約は引き続き更新されます。新しい契約が発行されます。 

次の表は、さまざまな Message Queue 製品の出荷元の変更を示します。

表 1–3 Message Queue 製品の出荷元の変更点

製品 

以前の出荷元 

新しい出荷元 

コメント 

Open Message Queue 

該当なし 

Sun ダウンロードセンター製品ページ 

スタンドアロンのダウンロード。コミュニティーのサポートのみ。サポート契約は利用できません。 

Message Queue Platform Edition 

Message Queue 製品ページ経由の Sun ダウンロードセンター 

利用できなくなりました 

Platform と Enterprise の機能を結合した単一版の Message Queue のみが利用できます。 

Message Queue Enterprise Edition 試用版 (Platform Edition 経由) 

Message Queue 製品ページ経由の Sun ダウンロードセンター 

試用版ライセンスは不要になりました 

不要になりました 

Message Queue Enterprise Edition 90 日試用版 (Java Enterprise System ダウンロードまたは CD 経由) 

バージョン 3 GA (2006 年 3 月) 以前の Java Enterprise System ダウンロードセンター 

Solaris Enterprise System ダウンロードセンター 

Solaris Enterprise System ライセンス。製品ライセンスがある場合は、サポートオプションを利用できます。(90 日試用版ライセンスは不要になりました。) 

Java Enterprise System 経由で出荷された、SunStore、CD、個別のライセンス、Java Enterprise System ライセンス、Suite ライセンス経由の Message Queue Enterprise Edition  

Java Enterprise System または Suite ダウンロードセンター、メディア 

Solaris Enterprise System または Suite ダウンロードセンター、メディアフルフィルメント 

変更なし。 

C-API および C クライアントランタイムのインタフェースの変更

持続ストアの形式の変更

Message Queue では、パフォーマンスを向上するために持続ストア の形式に 2 つの変更が加えられました。1 つはファイルストアに対する変更で、もう 1 つは JDBC ストアに対する変更です。

これらの変更がストアの互換性にも影響するため、ストアバージョンが 350 から 370 に変更されました。Message Queue 3.7 UR1 は、JDBC の持続ストアとファイルベースの持続ストアの両方で、古い 200 および 350 バージョンから 370 バージョンへの持続ストアの自動変換をサポートしています。imqbrokerd を最初に起動したときに、ユーティリティーが古いバージョンのストアを検出した場合、古いストアはそのままで、ストアを新しい形式に移行します。

このアップグレードをロールバックする必要のある場合は、Message Queue 3.7 UR1 をいったんアンインストールして、以前実行していたバージョンを再インストールします。ストアの古いコピーはそのまま残っているので、ブローカはストアの古いコピーを実行できます。

ハードウェアとソフトウェアの要件

Message Queue のハードウェアおよびソフトウェア要件は、『Sun Java Enterprise System インストールガイド』で提供されています。

Solaris 10 ゾーンでの作業

ゾーンは、マシン上で個別の環境を提供し、それぞれのアプリケーションを論理的に分離する Solaris コンテナのテクノロジです。ゾーンを使用すると、Solaris オペレーティングシステムのインスタンス内で仮想的なオペレーティングシステム環境を作成できます。アプリケーションを異なるゾーンで実行すると、同じマシン上で異なるインスタンスまたは異なるバージョンのアプリケーションを実行でき、同時に集中型の管理および効率的なリソースの共有が可能になります。

この節は、ゾーンの簡単な説明および Message Queue 3.7 UR1 での使用法について説明します。

ゾーンの基本

ゾーン環境には、大域ゾーンおよび 1 つ以上の非大域ゾーンが含まれます。Solaris 10 が最初にインストールされた時点では、1 つの大域ゾーンのみがシステムにインストールされます。管理者は大域ゾーンの子としてほかの非大域ゾーンを作成できます。各ゾーンは Solaris を実行する独立したシステムのように見えます。各ゾーンは、それぞれ独自の IP アドレス、システム設定、実行中のアプリケーションのインスタンス、およびファイルシステムの領域を所有します。

大域ゾーンには、非大域ゾーンで共有することが可能なリソースが含まれます。これにより特定の管理機能を集中させることができます。たとえば、大域ゾーンにインストールしたパッケージは、すべての既存の非大域ゾーンで使用または伝達可能です。これにより、インストール、アップグレードおよびアンインストールなどのライフサイクル管理を集中化できます。同時に、非大域ゾーンが提供する分離機能によってセキュリティーが向上し、同じアプリケーションの異なる設定を行なったインスタンスまたは異なるバージョンを同一マシン上で実行できます。

非大域ゾーンは、完全ルートゾーンまたは疎ルートゾーンのどちらかになります。アプリケーション用にどちらの環境を選択するかは、管理制御とリソースの最適化のバランスをどのように判断するかによって異なります。

Java Enterprise System ゾーンの制限事項

Java Enterprise System を構成するコンポーネントはいくつかの共有コンポーネントに依存しているため、ゾーンで作業する場合にはいくつかの制限事項があります。ゾーン環境では、共有コンポーネントは次の規則に従います。

Java Enterprise System のコンポーネント製品であるためこれらの要件は Message Queue のインストールに影響し、そのためにゾーンの使用にも制限があります。


注 –

Message Queue 製品は /usr ディレクトリにインストールされるため、最初に大域ゾーンでインストールまたはアップグレードする必要があります。


Message Queue の場合

Message Queue が大域ゾーンにインストールされた場合、すべての非大域ゾーンに伝達されます。Message Queue を大域ゾーンにインストールしたあと、同じバージョンのMessage Queue がすべてのゾーンにインストールされます。任意のゾーンにログインしてコマンド pkginfo -l SUNWiqu を実行すると、大域ゾーンと同じバージョンがインストールされているのが確認できます。インスタンス、および /var/etc ディレクトリに保持される設定データを共有しないため、各ゾーンで独立した Message Queue ブローカのインスタンスを実行できます。(ほかの Java Enterprise System コンポーネントの大部分は、大域ゾーンにインストールされても伝達されません。)

Message Queue は非大域ゾーンに伝達されるため、大域インスタンスが永久的に非大域ゾーン内のインストール場所にリンクされます。したがって、大域ゾーン内の Message Queue をアンインストールまたはアップグレードした場合は、非大域ゾーン内で実行中のインスタンスに影響します。このために生じる可能性のある予期しない結果を次に示します。

  1. Message Queue 3.7 UR1 を大域ゾーンにインストールします。これにより Message Queue 3.7 UR1 パッケージはすべての非大域ゾーンにもインストールされます。

  2. 完全ルートゾーン内の Message Queue 3.7 UR1 をアンインストールします。そのあと、完全ルートゾーンに Message Queue 3.6 をインストールします。

    これで異なるゾーンに異なるバージョンの Message Queue が実行されます。この設定が便利な場合もあります。

  3. Message Queue 3.7 UR1 を大域ゾーンからアンインストールします。これにより Message Queue は、完全ルートゾーン内の Message Queue 3.6 インスタンスを含むすべてのゾーンからアンインストールされます。

大域ゾーン内の Message Queue のインストールまたはアンインストールは階層的に行われることに常に注意してください。

次の 2 つの事例は、異なるゾーンに Message Queue の異なるインスタンスおよび異なるバージョンをインストールする方法を説明します。


注 –

Message Queue を Solaris 10、Solaris 10U1、または Solaris 10U2 の完全ルートゾーンにインストールする場合は、最初に Lockhart を大域ゾーンでアップグレードする必要があります。詳細は、バグ 645030 の回避策を参照してください。


Procedure異なるゾーンに同じバージョンの Message Queue をインストールするには

  1. 大域ゾーンにインストールしたいバージョンの Message Queue をインストールします。

    これらのバージョンは、既存の非大域ゾーンに伝達されます。さらに追加の非大域ゾーンを作成する場合は、Message Queue はこれらのゾーンにも伝達されます。(疎ルートゾーンと同様、完全ルートゾーンに異なるインスタンスをインストールできますが、疎ルートゾーンを使用するとより効率的なディスク領域およびリソースの使用が可能になります)。

  2. Message Queue を他のすべての非大域ゾーンに伝達させる場合は、この時点でゾーンを作成します。

  3. それぞれの非大域ゾーンで Message Queue のインスタンスを実行します。

Procedure異なるゾーンに異なるバージョンの Message Queue をインストールするには

  1. Message Queue を大域ゾーンからアンインストールします。

  2. 複数の完全ルートゾーンを作成し、各ゾーンが /usr ディレクトリを共有しないよう、ゾーンの作成時に次の指令を使用します

    remove inherit-pkg-dir dir=/usr
  3. それぞれの完全ルートゾーンに異なるバージョンの Message Queue をインストールします。


    注 –

    大域ゾーンでインストールまたはアンインストールされる Message Queue は、完全ルートゾーンで実行中のすべてのインスタンスおよびバージョンの Message Queue に影響することに留意してください。


今回のリリースで修正されたバグ

「今回のリリースで修正されたバグ」では、Message Queue 3.7 UR1 で修正されたバグを説明しています。

表 1–4 Message Queue 3.7 UR1 で修正されたバグ

バグ番号 

説明 

6193884 

Message Queue は、メッセージの表示に非アスキー文字を必要とするロケールで文字化けメッセージを syslog に出力します。 

6251450 

クラスタのシャットダウン時、 connectListConcurrentModificationException が発生します。

6252763 

java.nio.HeapByteBuffer.putLong/Int java.nio.BufferOverflowException が発生します。

6260076 

Oracle ストレージを使用すると、起動後に発行される最初のメッセージが遅くなります。 

6260814 

JMSXUserID 上のセレクタ処理が、常に false と評価されてしまいます。

6264003 

キューブラウザにコミットされていないメッセージが表示されます。 

6271876 

消費されていないメッセージを含むコンシューマを閉じようとすると、接続フロー制御が正しく動作しなくなります。 

6284769 

QueueBrowser で、各列挙について新しいブラウザを作成して閉じた場合でもメモリーリークが発生します。 

6294767 

Message Queue ブローカがネットワークソケットを開く場合、そのネットワークソケット上に SO_REUSEADDR を設定する必要があります。

6304043 

ブローカは、clientID が共有非持続性サブスクリプションに対して null ではないことを検証しません。

6307056 

txn ログがパフォーマンス上のボトルネックになっています。 

6320138 

Message Queue C API では reply-to ヘッダーからキューの名前を決定することができません。 

6320325 

Solaris 上に JDK 1.4 と JDK 1.5 の両方がインストールされている場合、ブローカが JDK 1.5 より前に JDK 1.4 を検出してしまうことがあります。 

6321117 

マルチブローカクラスタの初期化で java.lang.NullPointerException が発生します。

6330053 

サブスクライバからトランザクションをコミットしている場合、JMS クライアントランタイムで java.lang.NoClassDefFoundError が発生します。

6340250 

C-API で MESSAGE タイプをサポート。

6351293 

Derby データベースへのサポートを追加。 

6381693 

コンシューマのブローカが再起動したあと、リモートコンシューマに再配信されたメッセージの JMSRedelivered フラグが false に設定されます。

6388049 

不完全な XA transaction トランザクションをクリーンアップできません。 

6403958 

コンシューマベースのフロー制御プロトコルを追加し、複数のレシーバに対して負荷分散を許可します。 

6405393 

デッドメッセージキューがもっとも古い、持続性のないメッセージを削除しようとしたときに、ブローカエラーが発生します。 

6406862 

ブローカエラー、監視送信先エラー: mq.metrics.destination.queue.Name のあとで、送信先を監視できません。

6415068 

AS 8.1 UR2、JMS Message Queue 用の汎用リソースアダプタでトランザクションの復旧が失敗します。 

6421781 

次の構文を使用したブローカへの接続のサポート 

—b mqtcp://hostName:portNumber/serviceName

6423696 

Session.rollback が、COMMIT REPLY エラーのあとで消費されたメッセージを実際にロールバックしません。

重要情報

この節には、製品の主要マニュアルには含まれていない最新の情報が含まれています。この節の内容は、次のとおりです。

インストールについての注意

インストール前の指示および Solaris、Linux、および HPUX プラットフォーム上の Java Enterprise System にバンドルされている Message Queue 製品のインストールに関連するその他すべての情報については、『Sun Java Enterprise System インストールガイド』を参照してください。

Solaris、Linux、HPUX および Windows プラットフォーム上の Java Enterprise System の一部としての Message Queue へのアップグレードに関連するアップグレードおよび移行の指示については、『Sun Java Enterprise System Upgrade and Migration Guide』を参照してください。

互換性について

この節では、Message Queue 3.7 UR1 の互換性の問題を説明しています。

インタフェースの安定性

Message Queue で使用される多くのインタフェースは、時間の経過につれて変更される可能性があります。『Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド』の付録 B「Message Queue インタフェースの安定度」では、インタフェースをそれらの安定性に従って分類しています。安定性に優れるインタフェースほど、製品の後継バージョンで変更される可能性は低くなります。

Message Queue の次回のメジャーリリースに関係する問題

Message Queue の次回のメジャーリリースでは、クライアントがこのリリースとの互換性がなくなるような変更が導入される可能性があります。この情報は、このような変更に備えて準備しておくことができるようにするため、ここに記載されています。

Message Queue 3.7 UR1 に関するマニュアルの更新

次の節では、小さな訂正または追加以外の Message Queue のマニュアルの更新および変更について説明します。

『Developer’s Guide for C Clients』

『Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 Developer’s Guide for C Clients』が更新され、MQGetDestinationName 関数、MQ_Message メッセージタイプ、および接続プロパティー MQ_UPDATE_RELEASE_PROPERTY の追加が反映されるようになりました。

『Developer's Guide for Java Clients』

『Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 Developer’s Guide for Java Clients』が更新され、セキュリティー保護されたクライアントの設定および自動再接続時に発生した例外をクライアントが処理する方法についての情報が含まれるようになりました。

『管理ガイド』

『Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド』が更新され、ブローカのデータベーステーブルおよび固定ポートを使用するブローカの設定についての情報が提供されるようになりました。

既知の問題点と制限事項

この節には、Message Queue 3.7 UR1 の既知の問題についてのリストが含まれています。次の内容について説明します。

現時点のバグ、その状態、および回避策の一覧については、Java Developer Connection™ メンバーは、Java Developer Connection Web サイトの「Bug Parade」ページを参照してください。新しいバグを報告する前に、このページをチェックしてください。すべての Message Queue バグがリストされているわけではありませんが、このページはある問題が報告済みかどうかを知りたい場合に活用できます。

http://bugs.sun.com/bugdatabase/index.jsp


注 –

Java Developer Connection のメンバーになるのは無料ですが、登録が必要です。Java Developer Connection のメンバーになる方法についての詳細は、Sun の「For Developers」Web ページを参照してください。


新しいバグの報告や機能に関する要求を行うには、imq-feedback@sun.com 宛てにメールを送信してください。

一般的な問題

LDAP ユーザーリポジトリのプロパティー

Message Queue 3.7 UR1 では、LDAP サーバーをユーザーリポジトリとして使用するためのブローカ設定の例が、config.properties ファイルのコメント領域に用意されています。default.properties ファイルにある LDAP ユーザーリポジトリの例は、コメントアウトされています。

従来、default.properties ファイルにある、LDAP ユーザーリポジトリプロパティー設定例のプロパティー値に依存していた場合、JMS アプリケーションクライアントは、JMS 接続を作成しようとするとセキュリティーの例外を受け取ります。これは、Message Queue 3.7 UR1 へのアップグレード後に発生します。

JMS クライアントが Message Queue 3.7 UR1 ブローカへの接続を作成しようとすると、ブローカログでエラーとなり、JMS クライアントは次の例外を受け取ります。

SecurityException.
20/Aug/2004:11:16:41 PDT] ERROR [B4064]: Ldap repository ldap property
.uidattr not defined for authentication type 
basic:com.sun.messaging.jmq.auth.LoginException: 
[B4064]: Ldap repository ldap property .uidattr not defined 
for authentication type basic

回避策 『Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド』の第 7 章「セキュリティーの管理」の指示に従い、ブローカプロパティー imq.user_repository.ldap.uidattr を設定します。

ブローカクラスタ

次の項目はブローカクラスタの使用に関連しています。

管理および設定

次に示す問題は Message Queue の管理および設定に関係するものです。

ブローカの問題

次に示す問題は Message Queue ブローカに影響します。

関連文書

Message Queue 3.7 UR1 のベータリリースには、スタンドアロン製品はありません。このリリースでは、Java Enterprise System インストーラを使用して Message Queue をインストールしてください。方法については『Sun Java System インストールガイド』を参照してください。

再配布可能なファイル

Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 には、バイナリ形式で使用および配布可能な次のファイルのセットが含まれています。

jms.jar

libmqcrt.so (UNIX)

imq.jar

libmqcrt.so (HPUX)

imqxm.jar

mqcrt1.dll (Windows)

fscontext.jar

 

さらに、LICENSE ファイルおよび COPYRIGHT ファイルも再配布できます。

障害を持つユーザー向けのアクセシビリティー機能

このメディアの出版後にリリースされたアクセシビリティーを入手する場合は、請求に応じて Sun から提供される 508 条に関する製品評価資料を参照し、使いやすいソリューションの配備にもっとも適したバージョンを調べてください。最新バージョンのアプリケーションは、http://sun.com/software/javaenterprisesystem/get.html にあります。

アクセシビリティーに対する Sun の取り組みについては、http://sun.com/access を参照してください。

問題の報告とフィードバックの方法

Sun Java System Message Queue で問題が発生した場合は、次のいずれかの方法でカスタマサポートにお問い合わせください。

最善の問題解決のため、サポートに連絡する際には次の情報をご用意ください。

Sun Java System Software Forum

次のサイトでは、Sun Java System Message Queue フォーラムが利用できます。

http://swforum.sun.com/jive/forum.jspa?forumID=24

ご参加を歓迎いたします。

Java Technology Forum

Java Technology Forums には、関連する JMS のフォーラムがあります。

http://forum.java.sun.com

このマニュアルに関するコメント

弊社では、マニュアルの改善に努めており、お客様からのコメントおよびご忠告をお受けしております。

コメントを送るには、http://docs.sun.com にアクセスして「コメントの送信」をクリックしてください。このオンラインフォームでは、マニュアルのタイトルと Part No. もご記入ください。Part No. は、マニュアルのタイトルページか先頭に記述されている 7 桁または 9 桁の番号です。このマニュアルのタイトルは『Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 リリースノート』で、Part No. は 820-0486 です。

その他の情報

次のインターネットのサイトで、Sun Java System の情報を参照できます。