次に示す問題は Message Queue ブローカに影響します。
imqbrokerd —license コマンドが、日付の古いまたは重複した情報を表示する。このコマンドは、もうサポートされていない試用版ライセンスについての情報を表示し (バグ ID 6489711)、無制限ライセンスについての重複した情報を表示します (バグ ID 6441015)。
回避策 これらは表面的な問題で、回避策は必要ありません。
ブローカはデッドメッセージキューのデフォルトの制限 (1000 メッセージ) を守らず、ブローカのメモリーがなくなるまでデッドメッセージキューにメッセージを追加し続けます。(バグ ID 6502744)
回避策 デッドメッセージキューの制限を 1001、または 1000 以外の任意の値に設定し直します。
Windows 2000 で HTTPS createQueueConnection が例外をスローする場合がある (バグ ID 4953348)
回避策 接続を再試行します。
Ctrl-C を使用してブローカをシャットダウンする場合、ストアが閉じられたあとにトランザクションがクリーンアップされることがある (バグ ID 49344466)。
メッセージまたはトランザクションの処理中にブローカがシャットダウンされた場合、「ストアが閉じられたあとに、ストアメソッドがアクセスされました。」という内容のエラーをブローカが表示することがあります。
回避策 エラーメッセージは無視できます。ブローカはコンシューマへのエラーの通知を正しく処理します。このエラーは、システムの信頼性には影響を与えません。
持続ストアがあまりにも多くの送信先を開く場合、ブローカがアクセス不可能になる (バグ ID 4953354)。
回避策 この状態はブローカがシステムのオープンファイル記述子の制限に達したことが原因です。Solaris や Linux では、ulimit コマンドを使って、ファイル記述子の制限を増やします。
送信先が破棄された場合、コンシューマが孤立する (バグ ID 5060787)。
送信先が破棄された場合、アクティブコンシューマが孤立します。いったんコンシューマが孤立すると、送信先が再作成された場合でもメッセージを受信しなくなります。
回避策 この問題には、回避策がありません。
JMSMessageID を使用したメッセージ選択が機能しない (バグ ID 6196233)。
回避策 次のセレクタを変更します。
JMSMessageID = "ID:message-id-string"
次のように変更します。
JMSMessageID IN (’ID:message-id-string’, ’message-id-string’)
Message Queue のキューブラウザが、コミットされていないメッセージも表示する (バグ ID 6264003)。
キューの内容を検索するとき、キューブラウザの列挙に、トランザクション内で生成されたがまだコミットされていないメッセージが表示されることがあります。
回避策 この問題には、回避策がありません。
コミット中にブローカがクラッシュしたあと、メッセージが利用できない (Bug ID 6467874)。
ごくまれなケースですが、ブローカのクラッシュ中にトランザクション内のメッセージをコンシューマが利用できなくなる場合があります。具体的にはごくまれに、コミットの処理中にメッセージが持続ストア内に取り残されることがあります。この状況が発生した場合、クラッシュ後にブローカを起動すると次のメッセージが表示されます。
[06/Sep/2006:10:11:11 PDT] ERROR [B2085]: Loading Destination q0 [Queue] failed. Messages stored on that destination will not be available.: > com.sun.messaging.jmq.jmsserver.util.BrokerException: The message 8-129.145.180.87(b8:8b:26:15:41:26)-38998-1157562551217 has an associated acknowledgement list already.
回避策 この問題には、回避策がありません。