クライアントがコネクションを要求する場合、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。ブローカは、指定されたユーザー名とパスワードをユーザーリポジトリ内に格納されているものと比較します。クライアントからブローカにパスワードが送信される場合、パスワードは、Base64 か、メッセージダイジェスト (MD5) ハッシュのどちらかを使用して暗号化されます。単層型ファイルリポジトリでは MD5 が使用され、LDAP リポジトリでは Base64 が必要です。LDAP を使用する場合は、セキュリティー保護された TLS プロトコルを使用する方がよいでしょう。ブローカのプロパティーを設定して各コネクションサービスで使用する暗号化のタイプを 1 つずつ設定するか、あるいはブローカ単位で暗号化を設定することができます。
ユーザーが何らかの操作を実行しようとすると、ブローカは、ユーザーリポジトリ内のユーザー名とグループのメンバーシップを、アクセス制御プロパティーファイル内にある、その操作へのアクセス権が与えられているユーザー名とグループのメンバーシップと照らし合わせます。アクセス制御プロパティーファイルでは、次の操作に対するユーザーまたはグループのアクセス権を指定します。
ブローカへの接続
送信先へのアクセス: 特定の送信先、またはすべての送信先に対してのコンシューマ、プロデューサ、またはキューブラウザの作成
送信先の自動作成
ブローカのプロパティーを設定して、次の情報を指定します。