SOCKS の認証エントリは、SOCKS デーモンが接続を受け入れるホストと、SOCKS デーモンがこれらのホストの認証に使用する認証タイプを識別します。
サーバーインスタンスのサーバーマネージャーにアクセスし、「SOCKS」タブをクリックします。
「Set SOCKS v5 Authentication」リンクをクリックします。
「追加」ボタンをクリックします。
「Host Mask」フィールドに、SOCKS サーバーが認証するホストの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
IP アドレスを入力する場合、アドレスの後にスラッシュを入力し、その後に受信する IP アドレスに適用されるマスクを入力します。SOCKS サーバーはこのマスクを IP アドレスに適用し、有効なホストかどうかを判別します。ホストマスクのエントリには空白文字を使用しないでください。ホストマスクを入力しない場合、認証エントリはすべてのホストに適用されます。
たとえば、「host mask」フィールドには 155.25.0.0/255.255.0.0 と入力できます。ホストの IP アドレスが 155.25.3.5 の場合、SOCKS サーバーは IP アドレスにマスクを適用して、ホストの IP アドレスが認証レコードの適用される IP アドレス (155.25.0.0) と一致するかを判別します。
「Port Range」フィールドに、SOCKS サーバーが認証するホストコンピュータ上のポートを入力します。
ポート範囲のエントリには空白文字を使用しないでください。ポート範囲を入力しない場合、認証エントリはすべてのポートに適用されます。
角括弧 [ ] を使用すると範囲の開始と終了のポートを含む設定となり、丸括弧 ( ) を使用すると範囲の開始と終了のポートは除外されます。たとえば、[1000-1010] は、1000 〜 1010 までの間のすべてのポート番号を意味し、ここでは 1000 と 1010 が含まれます。一方、(1000-1010) は 1000 〜 1010 までの間のすべてのポート番号を意味しますが、ここでは 1000 と 1010 は含まれません。角括弧と丸括弧は合わせて使用することもできます。たとえば、(1000-1010] は、1000 〜 1010 までの間のすべてのポート番号を意味しますが、1000 は含まれず、1010 は含まれます。
「Authentication Type」ドロップダウンリストから、認証タイプを選択します。
有効なオプションは次のとおりです。
「Require user-password」:SOCKS サーバーにアクセスするためには、ユーザー名とパスワードが要求されます。
「User-password, if available」:ユーザー名とパスワードが利用できる場合は、SOCKS サーバーにアクセスするためにこれらを使用します。ただし、アクセスの必要条件ではありません。
「Ban」:SOCKS サーバーから拒否されます。
「None」:SOCKS サーバーにアクセスするために、認証は要求されません。
「Insert」ドロップダウンリストから、このエントリを挿入する socks5.con ファイル内の位置を選択し、「了解」をクリックします。
複数の認証方法が存在する可能性もあるので、これらが評価される順序を指定する必要があります。したがって、リスト内の最初の認証方法をクライアントがサポートしていない場合は、2 番目の方法が代わりに使用されます。リスト内のどの認証方法もクライアントがサポートしていない場合、SOCKS サーバーは要求を受け入れずに接続を切ります。
サーバーインスタンスのサーバーマネージャーにアクセスし、「SOCKS」タブをクリックします。
「Set SOCKS v5 Authentication」リンクをクリックします。
編集する認証エントリを選択し、「Edit」ボタンをクリックします。
必要な変更を行います。
「了解」をクリックします。
サーバーインスタンスのサーバーマネージャーにアクセスし、「SOCKS」タブをクリックします。
「Set SOCKS v5 Authentication」リンクをクリックします。
削除する認証エントリを選択します。
「削除」をクリックします。
エントリは、socks5.conf ファイルに表示される順番で評価されます。この順番は、エントリを移動させることで変更できます。