Solaris カーネルでは、さまざまなパラメータを使用して Proxy Server のパフォーマンスを微調整できます。次の表は、これらのパラメータの一部を示しています。
表 19–1 Solaris のパフォーマンス調整パラメータ
パラメータ |
スコープ |
デフォルト値 |
調整値 |
コメント |
---|---|---|---|---|
/etc/system |
1024 |
8192 |
オープンファイル記述子の制限を処理します。予想される負荷 (存在する場合は、関連付けられたソケット、ファイル、パイプなど) を考慮してください。 |
|
/etc/system |
64 |
8192 | ||
/etc/system |
2 |
0 |
ストリームドライバのキューサイズを制限します。0 に設定すると、パフォーマンスはバッファー領域の不足による影響を受けなくなります。このパラメータはクライアント上でも設定します。 |
|
ndd/dev/tcp |
240000 |
60000 |
このパラメータはクライアント上でも設定します。 |
|
ndd/dev/tcp |
128 |
1024 | ||
ndd/dev/tcp |
1024 |
4096 | ||
ndd/dev/tcp |
480000 |
60000 | ||
tcp_keepalive_interval |
ndd/dev/tcp |
7200000 |
900000 |
アクセスの多い Web サイトでは、この値を低く設定します。 |
ndd/dev/tcp |
3000 |
3000 |
再転送率が 30 〜 40% を超える場合、この値を大きくします。 |
|
ndd/dev/tcp |
240000 |
10000 | ||
ndd/dev/tcp |
200 |
3000 | ||
ndd/dev/tcp |
32768 |
1024 |
このパラメータはクライアント上でも設定します。 |
|
ndd/dev/tcp |
1 |
2 |
データが少量であればやや高速に転送します。 |
|
ndd/dev/tcp |
8129 |
32768 |
送信バッファーを増やすために使用します。 |
|
ndd/dev/tcp |
8129 |
32768 |
受信バッファーを増やすために使用します。 |
これらのパラメータについては、『Sun ONE Web Server 6.1 Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide』の第 5 章を参照してください。このマニュアルは次の Web サイトから入手できます。
http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-6516/