Sun Java System Portal Server 7.1 管理ガイド

Portal Server 監視について

監視によって、ポータルサーバーに関する実行時リソース情報を記録できます。デスクトップ監視は、ポータルサーバーから受信した要求に基づいてコンテンツ、編集、プロセスタイプの情報を記録し続けます。また、ポータルサーバーのさまざまなチャネルの各タイプの要求に対して、最短、最長、平均応答時間についての情報を記録します。

ポータルの動作の監視によって収集された情報は、より長い応答時間が必要なチャネルを別のセカンダリタブに移動するか、キャッシュヒットに基づいてデスクトップチャネルのタイムアウトプロパティーを設定することによって、ポータルの応答時間を最適化するために役立ちます。

ポータルサーバーの Java 仮想マシン (JVM) は、デスクトップの監視データを収集します。監視情報は、Portal Server 管理コンソールで表示するか、psadmin 監視サブコマンドを使用してアクセスできます。『Sun Java System Portal Server 7.1 Command Line Reference』を参照してください。

監視には、Java Management Extensions (JMXTM テクノロジ) を使用し、ポータルサーバーデスクトップとポータルデスクトップチャネルを示すポータルサーバーインスタンスの MBeansServer で Management Beans (MBeans) を登録します。各 MBean 属性は、各リソースに対して収集した監視データを示します。ポータル管理コンソールと psadmin 監視サブコマンドは、MBeans と通信し、ポータルサーバーインスタンスの監視データを収集し、表示します。