さまざまなポータル管理タスクを容易にする Portal Server 管理コンソールは、次のような機能を持つ JavaTM 2 Platform, Enterprise Edition (J2EETM) アプリケーションです。
Web ブラウザで使用できる
設定したデバッグレベルに従ってメッセージをデバッグログに記録する
名前と値のペアを含む設定の変更を記録する
JMX (Java Management Extensions) テクノロジを使用して、ポータル管理サーバー内のポータル管理 MBean と通信し、ポータルデータストアに接続する
ポータル管理者が管理コンソールを使用して実行できるタスクは、次のとおりです。
デスクトップおよびコンテンツ配信を管理する
ユーザーの操作を追跡し、ポータル管理者がその情報を利用して、エンドユーザーの活動に関連した問題、およびエンドユーザーと各 Portal Server コンポーネントとの対話状況を診断、トラブルシューティング、および分析する
Portal Server のデスクトップおよび Secure Remote Access コンポーネントに関連する実行時統計を取得する
Portal Server アプリケーションに関する情報を記録する
管理コンソールのユーザーインタフェースでは、管理機能がページごとに分類されています。各ページの上部にはタブの列が表示されます。各タブは、分類された管理機能が収められているページを表します。タブをクリックすると、ページを切り替えることができます。表示されるタブは次のとおりです。
共通タスク – ポータル管理者が頻繁に実行するタスクを直接起動できるリンクが表示される
ポータル – ポータル管理者が特定のポータルを選択できるように、配備済みのポータルが Portal ID の順に一覧表示される
検索サーバー – 特定の検索サーバーを管理するページにポータル管理者がアクセスできるように、特定の検索サーバーの名前が一覧表示される
Secure Remote Access – ポータル管理者は、リモートユーザーがインターネットを経由してポータルおよびそのサービスを安全に利用する方法を管理できる
SSO アダプタ – ポータル管理者は、一度サインインしたエンドユーザーがアプリケーションの認証済みアクセス権を取得する方法を管理できる
Portal Server の管理者は、特定のエンドユーザーのアイデンティティーを定義して、ポータルのコンテンツの使用を許可および制限することができます。ポータルコンテンツを特定のエンティティーで使用可能にするため、ポータルページ、属性、およびアクセスポリシーを設定できます。このようなエンティティーは次のとおりです。
特定の組織
特定のサブ組織
ロール
個々のエンドユーザー
SuperAdmin アクセス権を持つ管理者のみが、Portal Server 管理コンソールを使用できます。ユーザーは、特別の URI (Uniform Resource Identifier) からブラウザクライアントを使用して Portal Server 管理コンソールにアクセスします。