Sun Java System Portal Server 7.1 管理ガイド

ebXML レジストリへのプロデューサ詳細情報の発行

プロデューサを発行すると、Sun Java System Service Registry Server や ebXML Registry サーバーなどのリポジトリのいずれかにプロデューサの詳細情報が格納されます。プロデューサの発行後は、アプリケーションインタフェースまたはコマンド行インタフェースを使用してプロデューサの詳細情報を検索できます。Sun Java System Service Registry Server のセットアップに関する詳細については、『Service Registry 3.1 管理ガイド』を参照してください。

プロデューサの詳細情報をレジストリに発行するには、Sun Java System Portal Server for Registry を設定する必要があります。

ProcedureSun Java System Portal Server for Registry を設定する

  1. Portal Server がインストールされるマシンにディレクトリ /soar/3.0/jaxr-ebxml/security を作成します。

  2. keystore.jks をレジストリサーバーの /var/opt/SUNWsrvc-registry/3.0/data/security ディレクトリから /soar/3.0/jaxr-ebxml/security にコピーします。

  3. Portal Server 管理コンソールにログインします

  4. 「ポータル」タブを選択します。

  5. 「ポータル」からポータルサーバーを選択します。

  6. サブメニューの「SSO アダプタ」をクリックします。

  7. 「JES-REGISTRY-SERVER」をクリックします。

    「メタアダプタの編集 - JES-REGISTRY-SERVER」画面が表示されます。

  8. 詳細情報を入力します。

    プロキシを介してレジストリサーバーにアクセスしている場合

    http.proxy.host

    プロキシサーバーのホスト名。

    http.proxy.password

    プロキシサーバーが認証を必要とした場合のプロキシパスワード。

    http.proxy.port

    プロキシサーバーが有効となっているポート。

    http.proxy.user

    プロキシサーバーが認証を必要とした場合のプロキシユーザー名。

    プロキシサーバーを使用していない場合

    registry.keypassword

    キーストアからキーを取得するために必要なパスワード。

    registry.keystorealias

    キーストアに存在するキーエイリアス。レジストリサーバーとの認証に使用されます。

    registry.keystorelocation

    キーストアの /soar/3.0/jaxr-ebxml/ からの相対的な場所。

    registry.keystorepassword

    キーストアを開くために使用するパスワード。

    registry.publishurl

    発行要求が送信されるレジストリサーバーの URL。この URL は SOAP 要求を受け入れるようにしてください。

    registry.queryurl

    検索要求が送信されるレジストリサーバーの URL。この URL は SOAP 要求を受け入れるようにしてください。

Procedureプロデューサの詳細情報をレジストリに発行する

次の手順は、プロデューサをレジストリサーバーに発行する方法を示しています。

  1. 組織データファイルとプロデューサデータファイルを作成します。

    組織データファイルには次のエントリを含めることができます。

    org.name= Sun Microsystems

    org.description= Description

    org.primarycontact.name= Henry

    org.primarycontact.phoneno= 1234567

    org.primarycontact.email= someone@host.com


    注 –

    レジストリが内部に配備されていない限り、org.name および org.description は Identity Server の詳細情報と同じになるようにしてください。


    プロデューサデータファイルには、次のエントリを含めるようにします。

    producer.name=Producer_name

    producer.description=Producer_Description

    producer.id=Producer_ID


    注 –

    すべてのデータファイルを作成しなければいけないわけではありません。ただし、プロデューサ、組織、あるいはポートレットの詳細情報を検索するには、それに関連付けられたファイルを少なくとも 1 つ作成しておくようにしてください。


  2. 共通エージェントコンテナを停止し、再起動します。

    /usr/lib/cacao/bin/cacaoadm stop

    /usr/lib/cacao/bin/cacaoadm start

  3. プロデューサの詳細情報を発行するには、次のコマンドを使用します。

    ./psadmin publish-registry -u amadmin -f password_file -p portal1 -m producer -U producer_data_file -O organization_data_file -T portlet - L --debug


    注 –

    ポートレットファイルは、WSRP プロデューサによって提供されるポートレットを指定します。ポートレットのリストは二重引用符で囲んだ文字列の形式で指定し、要素間をスペースで区切ります。たとえば、"NotepadPortlet BookmarkPortlet WeatherPortlet" のように指定します。



    注 –

    次のコマンドを使用すると、ログファイルをチェックできます。more var/opt/SUNWportal/logs/admin/portal.admin.cli.0.0.log


同等の psadmin コマンド

psadmin publish-registry