FAX 機能を使用すると、ハンドヘルド機器のユーザーが文書を FAX 機器に送信できます。FAX 機器の場所は、印刷した形態で文書を利用するためのローカル FAX 機器を含め、任意に指定できます。このリリースでは、受信電子メールの添付ファイルとして利用できる 1 つ以上の文書をユーザーが FAX 送信できる 1 つの機能を扱います。
複数の電子メール添付ファイルを FAX 送信する機能は、FAX サービスのプロバイダに依存します。FAX サービスプロバイダで同じ機能を使用できないため、デフォルト実装 (Fax1.com) ではこの機能はサポートされません。
ユーザーは、FAX として印刷可能な、完全な電子メールメッセージをサービスプロバイダに送信できます。設定されているものと異なるサービスプロバイダを指定することもできます。その場合、ユーザーは次の情報を指定します。
FAX 番号: ユーザーが電子メールを FAX として送信する宛先の番号。
FAX 番号には、FAX サービスプロバイダの DNS ドメイン名がサフィックスとして付く場合があります。この情報を指定しない場合、デフォルトの設定済みドメイン名が使用されます。
例: <fax#@domain>
差出人のアドレス: この電子メールアドレスは、ユーザーがサービスプロバイダで作成した FAX サービスアカウントと一致する必要があります。
件名: サービスプロバイダが要求を検証するために必要な資格情報が含まれます。
この機能には次の制限が適用されます。
文書のタイプはサービスプロバイダによって設定されます。
ユーザーが FAX 送信できるのは完全な電子メールメッセージのみです。ユーザーはメッセージ内の添付ファイルを選択して FAX 送信することはできません。
ユーザーが FAX 送信しようとしているメッセージの形式がプレーンテキスト以外 (HTML など) である場合、FAX の内容は予期したとおりに表示されません。HTML の場合、FAX の内容には HTML 要素を伴った HTML コードが含まれます。そのため、ユーザーは FAX メッセージがプレーンテキストタイプであることを確認する必要があります。これは Fax1 からの要件です。
FAX サービスに送信される電子メールのフォーマット方法を規定する標準が存在しないため、すべてのサービスプロバイダは独自のフォーマットを定義しています。メールのフォーマットはプロバイダ間で異なります。すべてのファイルタイプがサポートされているとは限りません。各サービスプロバイダのサイトで、FAX 送信がサポートされている添付ファイルのタイプを確認できる場合があります。
FAX の設定方法については、『Sun Java System Portal Server 7.1 Command Line Reference 』を参照してください。