『インストール計画ガイド』では、ソリューションライフサイクルの全段階を 1 人の人物が実行することを想定していません。インストール計画は、次の知識を持つ担当者が作成することをお勧めします。
Java Enterprise System を構成するコンポーネントと、各コンポーネントによって提供されるサービスについての一般的知識。詳細については、『Sun Java Enterprise System 5 技術の概要』の「Java ES コンポーネント」を参照してください。
ネットワークアドレスの設定、負荷分散用のハードウェアまたはソフトウェアの使用方法、ファイアウォールを利用したネットワークのセキュリティー強化、DNS サーバーの設定などについての知識を含む、IP ネットワーク設定についての十分な理解。
これには、オペレーティングシステムのインストール、ネットワークアドレスの割り当て、ストレージデバイスの設定などについての知識を含む、ソリューションをインストールするオペレーティングシステムプラットフォームについての十分な知識。
Java ES インストーラについての一般的知識。詳細については、『Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)』の「Java ES インストーラのしくみ」を参照してください。
LDAP ディレクトリについての一般的知識。
ソリューションに必要なディスク領域を予測するための、ハードウェアに関する十分な知識。
インストール計画の作成は、複数の人物が分担して行わなければならない場合があります。たとえば、計画の主要責任者は、ソリューションのインストールおよび設定のために必要な情報を作成するために、LDAP に詳しい人物に問い合わせる必要が生じる場合があります。