Sun Java System Portal Server 7.1 は、エンドユーザーがリソースとアプリケーションにアクセスするためのポータルデスクトップ環境を提供します。また、Portal Server は、ポータルデスクトップからインターネットコンテンツの整理とアクセスを可能にする検索エンジンのインフラストラクチャーも提供します。
また Portal Server は、リモートユーザーがインターネットを経由して組織のネットワークとそのサービスに安全にアクセスできるようにする、Secure Remote Access (SRA) もサポートします。また、このリリースは、組織に対して、従業員、ビジネスパートナー、一般の人々など、あらゆる対象読者向けにコンテンツ、アプリケーション、データへのアクセスを提供するセキュアなインターネットポータルを提供します。
この節では、次の点を説明します。
Portal Server 7.1 には、次の新機能があります。
リライタプロキシを http モードで使用可能
リライタプロキシでのチェックと認証の全般を制御する管理コンソールオプション
Red Hat Enterprise Linux 4.0 のサポート
Solaris プラットフォーム上の Web Server 7.0 (64 ビットサポートを含む) のサポート
Communications Express 6.3 のサポート
Oracle データベースのサポート
Internet Explorer 7.0 上での、Portal Server 管理コンソールとポータルのサポート
Portal Server 7.1 で推奨されなくなった機能は、次のとおりです。
Lotus のアドレス帳およびカレンダが旧バージョンの NCSO.jar で動作しない
今後、リライタ用の Microsoft Exchange および OWA ルールセットは製品パッケージに含まれなくなります。
Portal Server のメール、カレンダ、およびアドレス帳の通信チャネルは推奨されなくなり、将来のリリースではサポートされなくなります。推奨されなくなるコンポーネントは次のとおりです。
メールテンプレートベースのプロバイダ
メール JSP プロバイダ
カレンダテンプレートベースのプロバイダ
カレンダ JSP プロバイダ
アドレス帳テンプレートベースのプロバイダ
Lotus Notes メール/カレンダ/アドレス帳テンプレートプロバイダ
Lotus Notes メール/カレンダ/アドレス帳 JSP プロバイダ
Microsoft Exchange メール/カレンダ/アドレス帳テンプレートプロバイダ
Microsoft Exchange メール/カレンダ/アドレス帳 JSP プロバイダ
サンプルポータルでは、従来の Java ES リリースのようなそのまま使用できる通信チャネルの統合機能は提供されなくなります。
Sun Java System Portal Server には、モバイルデバイスに使用可能なソリューション開発をサポートしてきた長い歴史があります。今後の Portal Server リリースでのモバイルアクセスのサポートは、将来のモバイルポータルの実装に不可欠な機能中心になるように見直されます。この機能には、独自の抽象マークアップ言語 (AML) の知識を必要とせずに最新のデバイスで使用される特定のマークアップ言語をサポートする標準ポートレットを開発する機能、および標準 JSR-188 API 実装を使用して標準ポートレットから CC/PP 情報にアクセスする機能が含まれます。この目的に必要のないほかの機能は推奨されなくなり、将来のリリースではサポートされなくなる可能性があります。各機能は次のとおりです。
AML のサポート
メール、カレンダ、およびアドレス帳モバイルアプリケーションのサポート
組み込み型の音声マークアップファイル
メール、カレンダ、およびアドレス帳アプリケーションのサポートに使用されるタグライブラリ
Aligo 提供のデバイスデータベース
Portal Server 7.1 で削除された機能は、次のとおりです。
Java 1 Secure Access NetFile は Portal Server 7.1 から削除されました。
Java 2 version の NetFile は Portal Server 7.1 から削除されていません。
J2SE 1.4 サポートは、Java ES 6 のすべてまたは一部の製品から削除される可能性があります。