Access Manager の sunISManagedOrganization 予備クラスを任意のエントリに追加することにより、Access Manager では、このエントリを組織とみなして管理できます。ただし、組織としてマークできるエントリのタイプは 1 つに限られます。たとえば、DIT にエントリ o=sun と別のエントリ dc=ibm がある場合、両方のエントリを組織としてマークすることはできません。
次の例のような DIT 構造に対して、dc と o の両方のエントリを組織にしようとしても、そのような構造は Access Manager で管理できません。
ただし、Access Manager ルートサフィックスでのエントリは、1 つのエントリには数えられません。したがって、次の例のDIT 構造は、Access Manager で管理できます。
o=continent1 の下に dc=company1 を追加した場合、dc がコンテナとしてマークされている場合にのみ、このDIT の管理が可能になります。コンテナは、Access Manager の別の抽象タイプであり、通常、組織単位にマッピングされます。ほとんどの DIT では、 iplanet-am-managed-container エントリをすべての組織単位に追加します。
ただし、このマーカーオブジェクトクラスはどのエントリタイプにも追加できます。次の例の DIT 構造が可能です。
この例の場合は、o= と ou= の両方のエントリを組織としてマークすることはできませんが、o= エントリを組織としてマークし、ou= エントリをコンテナとしてマークすることができます。コンソールに表示されるときに、組織とコンテナで利用できるオプションは同じです。ピープルコンテナ、グループ、ロール、およびユーザーなどの従属エントリや下位エントリは両方で作成できます。