Access Manager のレルムモードでは、委任プラグインがアイデンティティーリポジトリプラグインと連携して、ネットワーク管理者の権限の有効範囲を決定します。デフォルトの管理者ロールはアイデンティティーリポジトリプラグインで定義されます。委任プラグインは、個々のネットワーク管理者の権限の有効範囲を記述するルールを形成するとともに、そのルールが適用されるロールを指定します。次の表に、アイデンティティーリポジトリで定義されるロールと、委任プラグインが各ロールに適用するデフォルトルールの一覧を示します。
表 3–1 レルムモードでの Access Manager のロールと権限の有効範囲
アイデンティティーリポジトリのロール |
委任ルール |
---|---|
レルム管理者 |
Access Manager 情報ツリーのすべてのレルム内にあるすべてのデータにアクセスできます。 |
サブレルム管理者 |
Access Manager 情報ツリーの特定のレルム内にあるすべてのデータにアクセスできます。 |
ポリシー管理者 |
Access Manager 情報ツリーのすべてのレルム内にあるすべてのポリシーにアクセスできます。 |
ポリシーレルム管理者 |
Access Manager 情報ツリーの特定レルム内部にあるポリシーのみにアクセスできます。 |
認証サービスとポリシーサービスは、集積されたデータを使用して認証および承認のプロセスを実行します。委任プラグインおよびアイデンティティーリポジトリプラグインのコードは、Access Manager で公開されていません。