『Sun Java System Access Manager 7.1 配備計画ガイド』では、ソリューションライフサイクルに基づいて、Sun JavaTM System Access Manager のための計画と配備のソリューションについて説明します。
Access Manager は Sun Java Enterprise System (Java ES) のコンポーネントの 1 つで、ネットワーク環境またはインターネット環境に分散したエンタープライズアプリケーションをサポートするために必要なサービスを提供するソフトウェアコンポーネントで構成されています。
本書は、Access Manager 配備の計画、分析、および設計を担当する配備設計者およびビジネスプランナ向けに書かれています。また、本書は Access Manager 配備の特定の分野で設計や実装に携わるシステムインテグレータにとっても役立ちます。
次のコンポーネントおよび概念に精通することをお勧めします。
『Sun Java System Access Manager 7.1 Technical Overview』に記載されている Access Manager の技術的な概念
配備先のプラットフォーム: SolarisTM、Linux、HP-UX、または Windows オペレーティングシステム
Access Manager を実行する Web コンテナ: Sun Java System Application Server、Sun Java System Web Server、BEA WebLogic、または IBM WebSphere Application Server
技術的な概念: LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)、 JavaTM テクノロジ、JSP (JavaServer PagesTM) テクノロジ、HTTP (HyperText Transfer Protocol)、HTML (HyperText Markup Language)、および XML (eXtensible Markup Language)
このガイドは、配備計画のさまざまなフェーズについて説明するソリューションライフサイクルに基づいています。第 1 章「Access Manager の配備計画について」では、ソリューションライフサイクルの説明を提供します。
次の関連マニュアルを利用できます。
次の表では、下記 Web サイトから入手できる Access Manager のマニュアルセットについて説明しています。
http://docs.sun.com/coll/1292.2
表 P–1 Access Manager 7.1 マニュアルセット
タイトル |
説明 |
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『Sun Java System Access Manager 7.1 Documentation Center』 |
Access Manager 7.1 マニュアルコレクションでよく参照される情報へのリンクを提供します。 |
新しい機能、修正された問題、インストールに関する注意事項、既知の問題および制限事項について説明します。リリースノートは、パッチ、新機能、問題などを説明する目的で、初回のリリース後定期的に更新されます。 |
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Access Manager の基本的な概念や用語について説明します。また、アクセス制御機能を統合したり、企業の資産や Web ベースアプリケーションを保護したりするために、Access Manager のコンポーネントがどのように連携するかの概要を提供します。 |
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『Sun Java System Access Manager 7.1 配備計画ガイド』 (このガイド) |
ソリューションライフサイクルに基づく、Access Manager の計画および配備のソリューションを提供します。 |
インストール後の Access Manager の設定についての情報を提供します。通常、インストール後のタスクを実行するのは数回だけです。たとえば、Access Manager の追加インスタンスを配備したり、セッションフェイルオーバー用に Access Manager を設定することが必要な場合があります。 |
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レルム管理、ポリシー管理、認証、ディレクトリ管理などのさまざまな管理タスクについて説明します。 |
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『Sun Java System Access Manager 7.1 Administration Reference』 |
Access Manager のコマンド行インタフェース (CLI)、設定属性、AMConfig.properties の属性、serverconfig.xml ファイルの属性、ログファイル、およびエラーコードのリファレンス情報を提供します。 |
『Sun Java System Access Manager 7.1 Federation and SAML Administration Guide』 |
Liberty Alliance Project 仕様に基づく Federation Manager についての情報を提供します。その中には、この仕様に基づいた統合サービスに関する情報、Liberty ベースの環境を有効にするための手順、およびフレームワークを拡張するためのアプリケーションプログラミングインタフェース (API) の要約が含まれます。 |
Access Manager のカスタマイズと、その機能を組織の現在の技術インフラストラクチャーに統合する方法についての情報を提供します。製品のプログラミング上の側面および API についても詳しく説明します。 |
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Access Manager 公開 C API を構成するデータ型、構造、および関数の要約を提供します。 |
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Access Manager での Java パッケージの実装についての情報を提供します。 |
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『Sun Java System Access Manager 7.1 Performance Tuning Guide』 |
最適なパフォーマンスのために Access Manager とその関連コンポーネントを調整する方法についての情報を提供します。 |
『Sun Java System Access Manager Policy Agent 2.2 User’s Guide』 |
現在利用可能な Web エージェントおよび J2EE エージェントを含む、Policy Agent ソフトウェアの概要を提供します。Access Manager Policy Agent 2.2 のマニュアルコレクションを表示するには、次のサイトを参照してください。 |
次の表に、関連する Java ES 製品のマニュアルコレクションへのリンクを示します。
表 P–2 関連する Sun Java Enterprise System 5 マニュアル
製品 |
リンク |
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Sun Java Enterprise System 5 | |
Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0 | |
Sun Java System Web Server 7.0 | |
Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 | |
Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 | |
Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 | |
Sun Java System Identity Manager 7 |
Sun 製品マニュアルは docs.sun.comSM Web サイトで検索できるだけでなく、検索エンジンの検索フィールドに次の構文を入力することによっても検索できます。
search-term site:docs.sun.com |
たとえば、「ブローカー」を検索するには次のように入力します。
ブローカー site:docs.sun.com |
その他の Sun Web サイト (たとえば、java.sun.com、www.sun.com、developers.sun.com) を検索に含めるには、検索フィールドで docs.sun.com の代わりに sun.com を使用します。
このリリースノートに掲載されているサードパーティーの URL を参照すると、追加および関連情報を入手できます。
Sun は、本書に記載されたサードパーティーの Web サイトの有効性について責任を負いません。Sun は、これらのサイトまたはリソースを通じて入手可能なコンテンツ、広告、製品、その他の内容についていかなる保証もせず、かつ責任や義務を負いません。Sun は、これらのサイトやリソースを通じて入手したコンテンツ、製品、またはサービスを使用または信頼することに起因または関連する、またはそう主張された、現実のまたは主張されたいかなる損害や損失についても責任や義務を負わないものとします。
Sun のサービス |
URL |
内容 |
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マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
|
サポートおよびトレーニング |
技術サポート、パッチのダウンロード、および Sun のトレーニングコース情報を提供します。 |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–3 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
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AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
Sun はマニュアルをより良いものにするために、ご意見やご提案をお待ちしております。
ご意見をお寄せいただく場合は、http://docs.sun.com にアクセスし、「コメントの送信」をクリックしてください。オンラインフォームの場合は、マニュアルのタイトルとパーツ番号を指定してください。パーツ番号は、マニュアルのタイトルペー ジまたはマニュアルの上部にある7 桁または9 桁の番号です。
たとえば、本書のタイトルは、『Sun Java System Access Manager 7.1 配備計画ガイド』で、パーツ番号は 820-1242 です。