Sun Java System Portal Server 7.1 配備計画ガイド

Portal Server ノード

必ずではありませんが、通常は、以下のさまざまなポータルノード (サーバー) Portal Server ソフトウェアを配備して、連携動作することによってポータルを実装します。

異なるノードにある Portal Server と Access Manager

Portal Server と Access Manager は異なるノードに置くことができます。このタイプの配備には、次の利点があります。


注 –

Portal Server と Access Manager を異なるノードに置く場合、Access Manager SDK は Portal Server と同じノードに存在する必要があります。Web アプリケーションとサポートする認証デーモンは、Portal Server インスタンスとは別のノードに置くことができます。


Access Manager SDK は、次のコンポーネントから構成されています。

Portal Server システムの通信リンク

図 4–1 は、ソリューションの可用性に重要な Portal Server システムのプロセスおよび通信リンクを示しています。

図 4–1 Portal Server の通信リンク

この図では、Portal Server インスタンスに 5 つのサーブレットと 3 つの SDK が含まれており、それらが相互に通信する様子が示されています。

この図では、Web Server 技術で稼働する Portal Server インスタンスがボックスで囲まれています。このインスタンスには、5 つのサーブレット (認証、Portal Server 管理コンソール、ポータルデスクトップ、通信チャネル、および検索) と 3 つの SDK (Access Manager SSO、Access Manager ロギング、および Access Manager 管理) が含まれています。認証サービスサーブレットは、LDAP サービスプロバイダモジュールも利用します。

ユーザートラフィックは、適切なサーブレットにダイレクトされます。通信は、認証サービスの LDAP モジュールと LDAP 認証サーバー間、通信チャネルサーブレットと SMTP/IMAP メッセージングサーバー間、Access Manager SSO SDK と LDAP サーバー間、Access Manager 管理 SDK と LDAP サーバー間で行われます。

図 4–1 は、次のプロセスまたは通信リンクに障害が発生すると、エンドユーザーがポータルソリューションを利用できなくなることを示しています。