高レベルの論理アーキテクチャーは、低レベルの論理アーキテクチャーの基になります。高レベルの論理アーキテクチャーは、事前に確定した業務および技術上の要件を満たす必要があります。論理アーキテクチャーは、システム全体を構成するさまざまなアプリケーションに従って、またユーザーがシステムと対話する方法に従って分解されます。一般に、論理アーキテクチャーには、Portal Server Secure Remote Access、高可用性、セキュリティー (Access Manager を含む)、および Directory Server アーキテクチャーコンポーネントが含まれます。
高レベルおよび低レベルのアーキテクチャーでは、ポータルの制御を超える要素、つまりネットワーク、ハードウェアの障害、不適切なチャネルの設計なども考慮する必要があります。
低レベルの設計では、物理アーキテクチャー、ネットワークインフラストラクチャー、ポータルデスクトップのチャネルおよびコンテナの設計、実際のハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントなどのアイテムを指定します。
高レベルの論理アーキテクチャーは、業務の要件と技術要件の両方をサポートします。高レベルの論理アーキテクチャーでは、次のような問いに答えます。
提案したアーキテクチャーが業務の要件と技術要件の両方をサポートするか。
何らかの変更でこのアーキテクチャーを強化できるか。
これを実現する代わりのアーキテクチャーがあるか。
システムの物理的なレイアウトはどのようなものであるか。
さまざまなコンポーネントと接続のマッピングはどのようなものであるか。
ユーザー、システム、およびユーザーがアクセスできるアプリケーションのさまざまな分類を記述する論理定義はどのようなものであるか。
時間の経過に伴う Web トラフィックの増加によって必要になるシステムへのハードウェアの追加を考慮した設計になっているか。
低レベルのアーキテクチャーでは、ポータルソリューションを構築するために使用するプロセスおよび標準の指定、また次のものを含む実際のハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントの指定に焦点を合わせます。
Portal Server サーバーの複雑性。
ネットワーク接続: ポータルコンプレックスを「外の世界」にどのように接続するかを示します。ここでは、セキュリティーの問題、プロトコル、速度、および他のアプリケーションまたはリモートサイトへの接続を考慮する必要があります。
情報アーキテクチャー: ユーザーインタフェース、コンテンツのプレゼンテーションおよび構成、データソース、フィードなど。
Access Manager のアーキテクチャー: 長期にわたる成功に重要な、組織、サブ組織、ロール、グループ、ユーザーなどの方針および設計など。
統合方針: さまざまな情報を統合し、新しい方法でユーザーをまとめるための統合点としてポータルがどのようにふるまうかなど。