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CPU 使用率の監視

Solaris では、mpstat ユーティリティーを使用して、CPU 使用率を監視できます。特に、企業ソリューションによくある構成の、マルチプロセッサマシンで実行されるマルチスレッドアプリケーションの CPU の使用率の監視に使用できます。

mpstat コマンドは、プロセッサの統計値を表形式でレポートします。表の各行は、1 つのプロセッサのアクティビティーを表します。最初の表には、起動してからのすべてのアクティビティーが要約されています。以後の各表には、それまでの間隔ごとのアクティビティーが要約されています。特に記載がないかぎり、すべての値は、1 秒あたりのイベント数として示される割合です。

mpstat には、5 〜 10 秒の引数を使用します。5 〜 10 秒よりも短い期間を分析するのは難しくなります。期間を長くすると、誤った結果につながる急激な値の上昇をなくしてデータを滑らかにすることができる場合があります。

入力

mpstat 10

出力


CPU minf mjf xcal intr ithr csw icsw migr smtx srw syscl usr sys wt idl
0 1 0 5529 442 302 419 166 12 196 0 775 95 5 0
0 1 1 0 220 237 100 383 161 41 95 0 450 96 4 0
0 4 0 0 27 192 100 178 94 38 44 0 100 99 1 0 0

注意点

CPU 使用率は、アイドル時間と反比例するものです。たとえば、アイドルが 0% である場合、CPU 使用率は 100% であることを意味します。