レジストリオブジェクトの属性を変更すると、Service Registry によってオブジェクトの新しいバージョンが作成される場合があります。この仕組みの詳細については、「レジストリ内のオブジェクトの状態の変更」を参照してください。オブジェクトを最初に作成したとき、そのオブジェクトのバージョンは 1.1 になります。
このリリースでは、オブジェクトのバージョン管理はデフォルトで無効になっています。オブジェクトのバージョン管理を有効にするには、管理者は、『Service Registry 3.1 管理ガイド』の「レジストリオブジェクトのバージョン管理の有効化」の説明どおりにタスクを実行する必要があります。通常、管理者はすべてではなく一部のオブジェクト型のバージョン管理を有効にします。
オブジェクトのバージョンを取得するには、レジストリオブジェクト用の実装に固有の getVersionInfo メソッドを使用します。このメソッドは、VersionInfoType オブジェクトを返します。このメソッドのシグニチャーは次のとおりです。
public VersionInfoType getVersionInfo() throws JAXRException
たとえば、組織 org のバージョン番号を取得するには、メソッドを呼び出すときに org を RegistryObjectImpl にキャストします。次に、String を返す VersionInfoType.getVersionName メソッドを呼び出します。
import org.oasis.ebxml.registry.bindings.rim.VersionInfoType; ... VersionInfoType vInfo = ((RegistryObjectImpl)org).getVersionInfo(); if (vInfo != null) { System.out.println("Org version: " + vInfo.getVersionName()); }
一部のサンプルでは、このコードに似たコードが使用されています。たとえば、INSTALL/registry-samples/search-name/src ディレクトリにある JAXRSearchByName.java を参照してください。