オブジェクトは、1 つまたは複数の分類スキーマ (分類方式) に基づく分類を、1 つまたは複数持つことができます。オブジェクトの分類を確立する場合、クライアントはまず、使用する分類方式を特定します。続いて、クライアントは、分類スキーマと分類スキーマ内の Concept (分類方式の要素) を使って分類を作成します。
Concept の階層を備えた新しい分類スキーマを作成する方法については、「分類スキーマと Concept の作成と使用」を参照してください。Concept 階層を持つ分類スキーマは「内部分類スキーマ」と呼ばれます。
既存の分類スキーマを使用する分類を追加するには、通常、スキーマの一意の識別子を引数として指定して、QueryManager.getRegistryObject メソッドを呼び出し、分類スキーマを検索します。たとえば、次のコードでは、CanonicalConstants に定義された値を使用して、AssociationType という名前の分類スキーマを検索します。
String schemeId = CanonicalConstants.CANONICAL_CLASSIFICATION_SCHEME_ID_AssociationType; ClassificationScheme cScheme = (ClassificationScheme) bqm.getRegistryObject(schemeId);
分類スキーマを特定したら、3 つの引数を指定して LifeCycleManager.createClassification メソッドを呼び出します。引数は、分類スキーマ、Concept の名前、および Concept の値です。
Classification classification = blcm.createClassification(cScheme, "Extends", "Extends");
もう 1 つの方法として、BusinessQueryManager.findConcepts を呼び出すか、LifeCycleManager.CONCEPT 引数を指定して BusinessQueryManagerImpl.findObjects を呼び出し、使用する Concept を検索してから、Concept を唯一の引数として取る別の形式の createClassification を呼び出す、という方法があります。
Classification classification = blcm.createClassification(concept);
分類の作成が完了したら、RegistryObject.addClassification を呼び出して、分類をオブジェクトに追加します。
object.addClassification(classification);
複数の分類を追加するには、Collection を作成し、Collection に分類を追加したあと、RegistryObject.addClassifications を呼び出して Collection をオブジェクトに追加します。
分類をオブジェクトに追加する例については、INSTALL/registry-samples/publish-object/src ディレクトリにある JAXRPublishObject.java を参照してください。このサンプルは、GenericOrg という組織を 1 つ作成し、それにいくつかのオブジェクトを追加します。