Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

JDBC とデータベースアクセス

こごては、データベースアクセスのパフォーマンスを改善するためのヒントを示します。

JDBC を直接使用する

大規模データベースの検索のように大量のデータを扱うときは、エンティティー EJB コンポーネントを使用する代わりに JDBC を直接使用します。

ビジネスロジックをエンティティー EJB コンポーネントにカプセル化する

ビジネスロジックを、そのロジックの処理に必要なデータを保持するエンティティー EJB コンポーネントと結合します。

接続をクローズする

接続がプールに戻されることを保証するために、使用後は必ず接続をクローズします。

データベーストランザクション遮断レベルを最小にする

別の遮断レベルでもアプリケーションが正しく動作し、高いパフォーマンスを発揮するという確証がある場合を除き、setTransactionIsolationLevel() を呼び出すことはせず、JDBC ドライバによって提供されるデフォルトの遮断レベルを使用します。

適切な状況では、データベーストランザクション遮断レベルを下げます。遮断レベルを下げると、データベース層での作業量が減少し、アプリケーションパフォーマンスの向上につながる場合があります。ただし、これはデータベーステーブルの使用パターンを入念に分析したあとで行う必要があります。

データベーストランザクション遮断レベルの設定は、管理コンソールで「リソース」、「JDBC」、「接続プール」の順に選択して「<プール名>」ページで行います。JDBC 接続プールのチューニングの詳細は、「JDBC 接続プールの設定」を参照してください。