Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

メッセージ駆動型 Bean のプールサイズを調整する

メッセージ駆動型 Beans のコンテナは、エンティティー Beans およびセッション Beans のコンテナとは異なります。MDB コンテナでは、セッションおよびスレッドが MDB プール内の Beans に添付されます。この設計により、メッセージ駆動型要求をコンテナ内で実行するためのスレッドをプールできるようになっています。

メッセージ駆動型 Bean のプールサイズを調整し、メッセージの同時処理数を最適化します。サーバーのすべてのパラメータに基づいて、MDB プールのサイズを設定します (ほかのアプリケーションを考慮に入れる)。たとえば、500 を超える値は一般的には大きすぎます。

MDB プールの設定は、管理コンソールで「設定」、「<設定名>」、「EJB コンテナ」(「MDB 設定」) の順に選択して行うことができます。また、次のように asadmin を使用して設定することもできます。

asadmin set server.mdb-container.max-pool-size = value