Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

EJB プールのチューニング

プール内の Bean は、EJB のライフサイクルにおけるプール状態を表します。つまり、その Bean は ID を持ちません。Bean をプール内に格納することの利点は、要求を処理するための Bean の作成時間を短縮できることにあります。このコンテナには、リクエストパスで Bean の作成時間を短縮できるよう、プールオブジェクトをバックグラウンドで作成するためのメカニズムが備わっています。

ステートレスセッション Beans とエンティティー Beans が EJB プールを使用します。ステートレスセッション Beans の使用方法やサーバーが処理するトラフィックの量に注意しながらプールサイズの調整を行い、Beans の過剰な作成や削除が発生しないようにしてください。

EJB のプール設定

ある特定の EJB コンポーネントで、EJB コンテナのキャッシュ設定を上書きするキャッシュ設定を指定するには、その EJB コンポーネントの sun-ejb-jar.xml 配備記述子の <bean-pool> 要素を使用します。

EJB のプール設定は次のとおりです。